メトロポリタン美術館展
昨日(12月27日)は新宿のカルチャーセンターに行きましたので帰りに上野にまわり、メトロポリタン美術館展を観てきました。
着いたのが3時ごろだったせいか、夏のマウリッツハイス展の時が 嘘のように人出が少なく待たずに入場出来ました。
それぞれの作品の前には 5,6人ずつ 人はいましたが、容易に作品の真ん前に立つこが出来ました。
チラシが ゴッホの糸杉でしたので、 絵画作品だけかと思っていましたら、彫刻、 タピスリー 絵皿、壺、 写真など 多岐にわたりまた タイトルの
大地、 海、 空 -4000年の美の旅 が示す通り 紀元前2600年〰2350年のメソポタミアのブロンズの牛頭 〰 現代アメリカ絵画 に至るまで 時間的にも長いスパンで 色々な作品を楽しむことができました。
全体は 7つの章にわけられ、それぞれ 理想化された自然、とか自然の中の人々 などと タイトルが 付いていて 概要が 説明されているのですが、 面倒なことを書くのはやめにして、印象に残った作品を 載せていきます。
ええー、 こんなものまで あるの? と思いながら嬉しかったのはロマネスクの柱頭が あったことです。 別館のクロイスターズ美術館所蔵です。
《雲から現れる天使の柱頭》 ブルゴーニュ 1150年〰1200年頃

人差し指をのばして何か告げているようです。 オータン、サン・ラザール聖堂の 柱頭彫刻 http://ykharuka.s113.xrea.com/UK_France/ukfrmain.html (現在は はずされて二階の展示室にある) 《 眠るマギへのお告げ》を 思出だしました。
強烈な印象を受けたのはやはり
《糸杉》 ゴッホ 1889年 です。

最初は ゴッホなんてずいぶんみたし、なんて 思っていたのですが、圧倒されました。 これは作品そのものも凄いですが、さらに効果的にしていると思われるのは 絵の配列。 この絵のある部屋に入ると 真ん中に ぱっと眼に入るのですが、 すぐ駆け寄らないで順番通りにみていきました。その前に展示されているは ゲインズバラや コンスタブルの風景画です。 それぞれ 葉先などは 繊細、 それでいて 何か靄がかかっているような 絵です。 それを過ぎて ゴッホの絵の前に立つと あまりにも対比が 凄いので、圧倒されました。糸杉をあんなにぐるぐる 描くなんて、 雲も面白いです。 丸がかさなって まるで お花みたいです。 やはり 絵というのは実物を見なければ、と今日もまた思いました。
古いところで 面白かったのは
《馬の小像》 ギリシャ紀元前8世紀のブロンズ

胴が スリムで素敵なのにお鼻が、、、。
絵画では
《カプチン会修道院の庭から見たネミ湖とジェンザーノ》リチャード・ウイルソン、
レンブランとの《フローラ》 なども印象に残りました。
しばらく前に亡くなられて 夫人が日本人で 一時 雑誌などを賑わわせたこともある バルデュス の作品も初めて見ました。《夏》
《中国の花瓶に活けられたブーケ》 オディロン・ ルドン 1912-1914年頃

赤系統のお花が描かれているのに背景が褐色? でも見ているうちに 白い花瓶が浮かび上がってきて全体が 夢幻の世界のようで すてきでした。
写真作品もすてきでした。そのうちの一枚。
《海上の帆船》 ギュスターヴ・ル・グレイ 1856年

また 絵画に戻って
アンリ・ルソー 《ピエーヴル川の堤、 ビセートル付近》 1908-1909年

まぎれもなく ルソーだけれどもすっきりさわやかで 気持ちのいい絵でした。
あげていけば 切りがなくなるので、 最後に現代アメリカの画家の作品を
《トゥーライツの灯台》 エドワード・ホッパー 1929年

《骨盤 Ⅱ》 ジョージア・オキーフ 1944年

私は アメリカ本土に行ったことはありません。 ですからメトロポリタンの素晴らしさは知らないので、いらしたことがある方なら、これだけしかきていないの? などという不満をお持ちかもしれませんが、私は(ベルリン美術館展とは違って) 持ちませんでした。 家には主人がアメリカ出張の際に買ってきた 図録はあるのですが、あえてそれは当分開かないことにします。この日みたのだけ じっくり反芻したいので。
ヨーロッパ志向なので ニューヨークには行かず終いになるかもしれません。 でもクロイスターズにだけは 行きたいな。














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