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2013年10月21日 (月)

スペインから帰ってきました

10月7日~18日 スペインのカタルーニャ・イ・レオンのロマネスクの旅、というツアーに参加していました。 

ブログお休みにも係わらず毎日のように多くの方にご訪問頂き大変恐縮いたしております。

日本のニュースに疎く、帰ってきて初めて知ったことですが、 大島での災害、驚くとともに心が痛みました。お亡くなりになられた方々に心からお悔やみ申しあげます。そうして一日も早い復興をと願わずにはいられません。 次の台風も心配です。

一方嬉しかったのは カナダのアリス・マンローのノーベル賞受賞です。友人のブログで知りました。
『林檎の木の下で』 多分スコットランド、ということに惹かれただと思うのですが、翻訳が出てすぐに読みました。骨太な生き方が描かれていて感動して、続けて『イラクサ』 も読みました。大好きになった作家なので受賞は嬉しいし、やはり、の思いです。
調べてみると、『小説のように』 というのも出ていたのですね。 早速予約しました。 

ところで旅行です。
建築、それに付随する彫刻、壁画などで、特に惹かれるのは 11,12世紀のロマネスクという時代です。最近はさらに時代を遡ったころの建築、彫刻などに関心がむきつつあります。
候補は二つ。フランス ロワール川周辺 と スペインの カタルーニャ・イ・レオンという中央部やや北西よりの地域のツアーです。
家族の情況や 私自身の年齢も考えると、美味しいものはあと、ではなく 美味しいものから、という気持ちで スペインを選びました。スペインは 7世紀ごろの西ゴートの教会、そのあとのイスラムの影響を受けたモサラベ教会、というフランスやイタリアなどとは違った独特のものがあるからです。 
スペインの方は、私がマークしていた教会の一つは残念ながら入っていませんが 他は全て入っているツアーが催行決定になりましたので、チャンスとばかり主人に無理を言いました。 

詳細は ホームページ 旅路はるか に数か月後発表の予定ですが、写真を何枚か。

二日目、といっても最初の教会はアルマサンAlmazan という町の サン・ミゲル教会。 角を曲がってこの塔が見えた途端、 「ああ、スペインに来たのだ」と嬉しくなりました。 煉瓦造りで装飾のある ムデハルです(ムデハルというのは 納税者という意味。キリスト教圏に住むイスラム教徒で、人材不足から、 教会建築にも多くムデハルの職人が使われたのです)

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ここは内部の天井も面白いのです。八角形のドームに イスラム風星型リヴを回しています。
とても見たかったものの一つでした。

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これを見てソリアSoria という町の丘の上のパラドールに泊まりました。
下は夜明けに撮った写真です。町の向こうには メセタ(台地)がひろがっています。この町は標高960m。

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翌日行った教会の一つは ベルランガの祈祷所
11世紀のモサラベ建築です。(モサラベとは イスラム圏に住むキリスト教徒) 壁画は剥がされて売られてしまって無残でしたが、馬蹄形アーチの連なりに 胸をおどらされました。 

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これもまた、ずっと長い間見るのが夢だった、ブルゴス近くの キンタニージャ・デ・ラス・ビーニャスのサンタ・マリア・ララ教会。
この教会は7世紀末から8世紀初め、西ゴート時代のものですが、 一部分しか残っていません。アーチの馬蹄形は 西ゴートに特徴的なものです(上の写真のように後のモサラベ建築でも使われる)アーチの下部の彫刻が面白いのです。

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ちょっと他では見ることが出来ない種類の彫刻があります。

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これは下の方に置かれていました。

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これまた凄い。サン・ミジャン・デ・コゴージャのスソ修道院です。隠修士達の洞窟があります。

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サン・パンタレオン・デ・ロサ教会
15分坂道を上る覚悟でしたが、ちゃんとタクシーが用意されていました。
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これは別の教会からおりてくるところ、気持ちのいい散歩道

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ピコス・デ・エウロパという山の中

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レオン近くのサン・ミゲル・デ・エスカラーダ教会 これもモサラベ様式の教会です。

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この馬蹄形アーチもうつくしかったのですが、 中の内陣障壁の彫刻も面白い。
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スペインならではの古い教会を見ることが出来て大満足なのですが、こんな古ぼけたもののどこがいいの? とおっしゃる方も多いかもしれませんね。

 




 

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コメント

まみ様
今年二度目の海外でした。 ロマネスクの教会は 山の中など 公共の交通機関では行きにくいところが多いので ツアーが成立したときにいっておかないと、見られるチャンスがないのです。
カタルーニャ美術館は2000年?、 2004年の2回行きました。(2004年の旅行はHPに)ロマネスク部門とゴシック部門にわかれていますよね。ロマネスクが目的でしたが、 一回目は ロマネスク部門がなかなかはいれなくて、先に少し ゴシック部門も観ました。
柱頭彫刻もありますし、磔刑像や 際母子像の彫刻も良かったしカタロニアの山の中の教会の壁画を剥がして同じような ドームを作って展示してあるのも迫力がありました。本当に素晴らしい美術館ですね。 機会があればもう一度行きたい美術館です。

おひさしふりです。今年2度目の旅行でしょうか。カタルーニャ地方の教会すばらしいです。バルセロナにカタルーニャの田舎の教会の宝物などを収蔵したカタルーニャ美術館があって、すっごくすばらしかったことを覚えています。スペイン旅行したのはもう13年も前なので、だいぶ記憶は薄れてますが。。彫刻すばらしいです。

alice様
2012年冬の旅のブログ何度も読ませていただきました。 ソリアでは同じくパラドールに泊まられたようですね。 眺めの良い宿でしたね。サン・ミジャン・デ・コゴージャは、 見終わってから入口からなら 写真を撮ってよいといわれたのも同様でした。
私にとっては 9年ぶりのスペイン、 風力発電の風車の多さに驚きました。9年もたつのですから当然とはいえますが、 何かと 整備されていました。 フロミスタなど 周囲に 宿がたくさんできていて驚きました。 サンチャゴ巡礼がますます はやっているように思えました。

お帰りなさいませ。お写真からも素晴らしい旅だったことが伺えます。何枚かは昨年訪れたところなので、嬉しい想いで拝見しました。

>いまだにグラナダもセヴィリアも行ったことがなくて
私も同じです。ロマネスクに魅せられた人の宿命でしょうか(笑)

kikuko様
スペインは三度目ですが、 いまだにグラナダもセヴィリアも行ったことがなくて、パラリと写真を見た主人にあきれられています。西ゴートは ゲルマンですので、 kikuko様のいらした、チヴィダーレの彫刻に何となく似ているところがあるような気がしますが、どうでしょう。
お体、早くよくなられることを心からお祈りいたしております。

お写真、素晴らしいです。スペインには何度か行きましたが、ツアーの着眼点が違います。数ヵ月後のHPを楽しみに療養に努めます。

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