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2014年1月17日 (金)

映画 「鑑定士と顔のない依頼人」 を観ました

今日はもう一つ気になっていた映画 「鑑定士と顔のない依頼人」を観てきました。

我が家からですと川崎の映画館が行くのに便利そう。 行ってみると京急川崎の中央口の目の前、 とても行きやすい場所で 映画館も新しく手気持ちが良かったです。

さて映画 「鑑定士と顔のない依頼人
http://kanteishi.gaga.ne.jp/index.html

14011701
兎も角引きこまれてしまいました。ミステリアスで上質のエンターテイメント。

主人公は美術品の著名な鑑定士オールドマン。彼は人間嫌いで潔癖症なのか食事中ですら手袋を取らない、電話もハンカチで持つような人間です。勿論女性関係なし。しかし秘密の部屋のコレクションは婦人像ばかり。すごいです。私はロマネスクファンなので あまり絵画は知らないのですが、それでも ああ、これは ウフィッツィに、とか ダビンチだわ、とか、そうそうつい最近プーシキン美術館展で我が国にもやってきた ジャンヌ・サマリーの肖像とか (もうあの展覧会は始まっているのか) ロセッティの作品など知っている超有名作品がずらり掛けられているのです。

絵だけでなくお部屋もお食事、レストラン、どれをとっても ともかくゴージャス。それだけでも楽しめます。
ものに動じない、厳しい感じのする鑑定士が <両親がなくなったから、屋敷の美術品を売りたい>と 女性の声で電話があり、次第次第に翻弄されていきます。観客の興味がそらされることはありません。
鑑定士のジェフリー・ラッシュが実にうまいのです。 最初の人を睥睨しているような態度、次第に恋の虜になっていく男、そうして最後の方、ここはかけません。 特に最後の方が 矢張りこの俳優、すごいなあ と思わせられました。
どうしてオールドマンはここまで、やられるの?構図は読めましたけれど。 

 
朝日新聞の沢木耕太郎氏の評では 

<配給会社の宣伝に踊らされるようで悔しかったが、二度目に見ると、絶望的な最後であるはずのものが、ひょっとしたらある種のハッピーエンドなのかもしれないと思わされるほど印印象が変わっていた>とありましたが私は一度みただけのせいか、そこまでは考えられませんでした。 そのうちテレビで 放映されたらのお楽しみにしておきましょう。

トルナトーレ監督は ニュー・シネマ・パラダイスとは 全く違った映画をつくったな、と思いました。「マレーナ」も良かった、実のところ私は本作より 「マレーナ」 のほうが好みですが、この映画も素晴らしい作品と思いました。

 

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

tina様 
この前のtina様のコメントで これをご覧になられたことをお書きくださって 私もぜひ、と見に行きました。面白かったです。でも面白いといっていのか、ちょっといじめすぎ、
原題が The best offer となっているのに私も気が付きました。 このほうが含みがあっていいですね。 鑑定士と、、、では あまりにもそのものずばり、です。それにしても トルナトーレ監督、映画つくりがうまいですねえ。
私は 最初オークションがでてくるし英語なので、監督がトルナトーレでも何となくイギリス映画かとおもっていたのですが、あのヴィラ、イギリスの館ではないし、なんとなく風景がロンドンではなさそうで、その点でもなんとなくキツネにつままれたような気持ちでみていたのですが、イタリア映画なのだ、とあとで気が付きました。(ぼけてますね)イタリア語版というのもあるのでしょうか。
残念ながらソレンティーノ監督の作品は見たことがないのです。余り日本では公開されていないのかしら。 

今年最初のイタリア語講座ではこの映画の話で盛り上がりました。私がまず口火を切ったのですが、このタイトルを翻訳するのに苦労しました。原題は「the best offer」だそうですね。このほうがよかった。日本語タイトルが下手ですね。沢木氏の記事を見て二度見たという方があって驚きました。二度見る価値はありそうですが・・・トルナトーレ監督も大人になったなあというのが私の感想です。
次の時間のためにもらったテキストがソレンティ―ノ監督のLa grande bellezza(大いなる美とでもいうのでしょうか)がゴールデングローブ賞を獲得したというニュースでした。イタリア映画ではトルナトーレ監督が1989年にニューシネマパラダイスで受賞して以来だそうです。
久しぶりで見た映画が面白くて嬉しかったです。

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