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2014年7月25日 (金)

 弥生美術館 「村岡花子展」

暑さも本格的もうこれ以上暑くなることはあっても涼しくなることは、当分なさそうです。 今週はお決まりのおでかけが無い週ですので、気になっていた映画『大いなる沈黙へ』をみにいきました。前日に岩波hallに混雑状況を問い合わせました。「初回は殆ど前売り券を持った方で一杯になります。 午後1時前にくれば 3時からの回のチケット購入は可能です。 3時の回は 2時20分くらいに戻っていればいいです」。
そこで 立てた計画は、以前から一度行ってみたかった、弥生美術館行きを間に挟む、というもの。 朝 まず岩波に行って、3時の回のチケットを購入して、弥生美術館を見て、昼食もとって、神保町に戻る、というものです。

朝9時半過ぎに家を出て、(神保町の駅で 間違った階段をあがってしまったために、少し手間どって) 11時15分、到着。 すぐ、チケットは買えました(勿論、11時30分の回のチケットは売り切れ、の 札がたっていました)。

弥生美術館へは地下鉄千代田線がよさそうと、地図検索から判断。 新御茶ノ水駅に向かいました。 JRの御茶ノ水より、少し遠くて、初めての場所なので地図を印刷していったのに、途中で迷い、もう汗だく。甲賀坂というところを下っていき、なんとか電車に乗って根津駅下車。

地上に出て、言問い通り は、ここね、と見るとなんと上り坂、 ウウーッ と思いつつ歩いていき、何とか12時5分前に到着。

http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/

まずチケットを購入、日傘もあずけて、横の 港や というカフェへ。

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野菜カレー(コーヒー付)(便乗値上げも多い中 880円、よく頑張っています)

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チキンカレーに焼いたズッキーニとかぼちゃをトッピング。 しっかり辛くて「ああ、夏はカレーだ」 かぼちゃの甘みも良かったです。 次の映画が 長時間なのに、午後、という眠くなる時間なので、しっかりカフェインを入れておく必要があります。珈琲も飲んで おなかが一杯になったところで、 美術館へ。 

村岡花子「と赤毛のアン」の世界 展

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目下の朝ドラは 「花子とアン」ではなく「白蓮と花子」 と改題した方がよさそうな展開ですけれど。村岡花子という人、白蓮の紹介もあり、佐々木信綱の指導もうけたことがあるそうで、短歌仲間でもその点で話題になっていたのです。

お歌、若いのに死を目前にしたようなものがあり、ちょっと驚きました。

一階が 村岡花子の生涯、とでもいうのでしょうか。年代順に写真なども展示され、英和女学校の写真などもありました。た。英二さんこと 村岡敬三との間で交わされた熱烈恋文なども。

見ていくうちに、あらっと思ったのは、子どもたちに昔買い与えた、そして一緒に読んだ絵本が沢山あったこと。 もしかしたら、その当時は 村岡花子訳だわ、と気がついていたのかもしれませんが、今はすっかり忘れて、赤毛のアンシリーズしか思い浮かびませんでしたので、 懐かしく絵本を眺めました。それに雑誌 少女の友 もありました。

 赤毛のアン、シリーズ、 私は 中二の時に初めて知りました。 すでに新潮文庫から何冊か出ていて、それらを次々に読みあとは 文庫が出版されるのを待って本屋に走って行ったのです。今は文庫にもカヴァーがかかる時代(昔は 硫酸紙のベラベラだけでしたのに)その原画が 二階に展示されていました。

白蓮関係のものも展示されていました。 白蓮さん 好んで夢二デザインの封筒をつかっていたようです。 歌集の『踏絵』の装丁も 夢二。そういえばここは 夢二美術館が隣にあって、 二階で繋がっていて、同じチケットで入場できます。(私はいきませんでしたけれど)白蓮さん毛筆は すてきだけれど、ペン字はあまり上手ではないのでは?なんて思いながら 見てまわりました

三階は 高畠華宵 

そもそも弥生美術館に行思い続けていたのは 華宵がお目当てだったのです。(弥生美術館の創設者は 華宵がお好きで それが高じて美術館まで 開くことになったのだそうです)

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(あとでショップで買った 華宵画 の絵葉書)

 昭和20年代後半、 まだこどものための本が 少ない頃(地方住まいでした) 当時父は 毎月 東京出張があり、その折 二冊ずつお土産に買ってきてくれていたのが 講談社の世界名作童話全集(今 ネット検索してみたら、古本で売られていました!!懐かしい!!)そのカヴァー表紙や挿絵を描いた画家に 華宵や 蕗谷紅二 がいたのです。 華宵の絵でおぼえているのは 『ベルとまもの』(美女と野獣)でした。 『おやゆびひめ』が蕗谷紅二、こういう絵が描きたいと真似して描いたこともあるほど夢中でした。内容は 名作童話を子供向けに書き直したもので、岩波の少年文庫をしったのは、この直ぐ後でした)

同じ思いの方もいらっしゃるのでしょう。 私と同年配?、もう少し上と思われる方が 杖をつきつき 苦労して 三階まで あがってこられていました。

一階におりて 入口脇のショップで お買い物。絵葉書やら メモ帳やら。 もう一人の好き だった画家、藤田ミラノの絵葉書はみつかりませんでした。
下は左が 夢二、右が 中原淳一画の絵葉書

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ここで 2時少し前、岩波ホールにむかうことにしました。

内容が少し異なるので 項を改めます。

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