ホイッスラー展
招待券をいただきましたので、ホイッスラー展 を観てきました。主人も観たいというので、カルチャーの終わった後美術館で待ち合わせ。
まずは ランチです。
オードブルは 鯛?のカルパッチョ
お野菜に隠れてみえませんが、お魚 けっこう沢山はいっていて、おいしかったです。
メイン、主人はお魚(上に牡蠣がのっていて ソースは ほうれん草)
私は鴨のコンフィ
私には多すぎ、途中で 主人とお皿を交換しました。 お魚の方がおいしかったです。
デザートも入りそうだったのでたのみました。
主人は 林檎のタルト
私は クレーム・アングレーズ チーズケーキ、というので たのんでみましたら、 クリームチーズを泡立てたようなのが苺の上にのっていて、かるくて美味しかったです。
軽めにとはいいながらフレンチですので、ワインもたのんでしまって、ちょっと立ち上がりたくない気分になってしまいましたが、がんばって会場へ
寒いけれどとても良いお天気
美術館
ホイッスラーって実は しらなかったのです。 1834年~1903年
アメリカ生まれですが、 21歳の時 画家をめざして パリに渡ったそうです。そうして イギリス、フランスを行き来して、 ロンドンでは ラファエル前派の画家たちと交流したそうです。
それで、 あのチケットなどの白いドレスの女性の絵なのですね。
白のシンフォニーⅢ モデルは 6年間ホイッスラーの愛人だったジョー
これは一枚の絵なのですが大きすぎて プリンターにのらないので 半分ずつです。
私は 倦怠感ただようこの絵がすきでしたが、主人は Ⅱ のほうが好みのようでした。
チラシ中側
左が 白のシンフォニーⅡ 右は自画像
鏡に映った顔のやつれに軽いショック、この絵を描いたあとすぐ二人はわかれたそうです。当時は 日本趣味が流行っていたのですが、 これらの絵のように団扇、陶器がおかれている程度がいいです。 赤い着物をまとった絵などもありましたが、私には悪趣味としか思えませんでした。
帰りに買ったクリアファイルですが、トーマス・カーライルの肖像
疲れたような表情が気になりました。 とても気に入った絵です。
風景画にも好きなものがいくつもありました。
写真がなくて残念なのですが、小さな水彩画でウェストゲート(青と茶色ーウェストゲート、ムーア) マージーの風景、農家のある風景 等の作品が、淡い色彩で少しさびしいのですが、とてもきれいで ほしいな、と思いました。
リトグラフ等もけっこう多かったです。細かいので展覧会でじっくり観るには少し大変、この時代を扱った小説の表紙とか挿絵に使うといいな、と思いながらざっとながめました。
肩のこらない、ゆったり楽しめる展覧会でした。 けっこう人は入っていました。
コレクション展、 主人がもう疲れた、と言うので一人で大急ぎで観ました。(こちらもいいので 体力は温存しておいたほうがいいです)
http://yokohama.art.museum/exhibition/index/20141206-367.html
抽象画 戦後から現代
強烈な色彩の大作が多く、楽しめました。
光と影ー都市との対話
小林清親 という画家の絵が切り絵みたいで 幻想的ですてきでした。
また ルネ・マグリットや ダリ、 アンドレ・マッソンの絵などもありました。(横浜美術館ってこういうのも所蔵しているのですね)
ルネ・マグリット
アンドレ・マッソン 「ナルキッソス」
まだまだ寒いのですが、日ものびてきて気持ちのよい午後でした。
招待券をくださったおともだちに感謝です。
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tina様
ノクターンシリーズのこと書き忘れていました。 重いな、と図録を買わず、絵葉書を何枚かとクリアファイルを買っただけでしたので写真がなくてすみません。
上記の公式ホームページで ジャポニスム のところに、ノクターンが出ています。橋の絵はあまりすきではなかったのですが(これは絵葉書がありましたが 買いませんでした) 青と銀色のnocturneというのが素敵で、ここにはテムズ川風景がでていますが、(これもいいですが) 私はヴェニスの夜景が気にいりました。 このテムズ川と雰囲気は殆ど同じでした(これは絵葉書がなかった)。
ウィンスロップ展には行きました。図録もかってありましたので 探し出しました。 ホイッスラーのノクターンもでていましたね。 テムズの風景はこの図録のように明るくはなくもっとずっと暗くて、公式ホームページにあるのと同じくらさでした。
花火の絵は少し小さい作品でした。現代からみればラスキンの酷評は全くまとはずれ、今なら前衛ともいわれないのではないかと思いました。(そのあとコレクション展で
日本の現代作家のものをみたせいでしょうか)
めまいがおありなのでしょうか?ご心配ですね。 美術館へのアクセス、以前は不便でしたが、今は みなとみらい線 ができて駅からすぐですので、東京からでもいらっしゃりやすくはなったはずですが。
アン・ペリー 以前おしえていただいて『災いの黒衣』というのをよんだ記憶があります。『偽証裁判』は 新刊ですね。まだ近くの図書館には はいっていないようですので時々検索して はいったらすぐ予約します。 いつも面白いご本をおしえてくださってありがとうございます。
投稿: yk | 2015年2月12日 (木) 15時06分
ホイッスラー展いらっしゃったのですね。羨ましい。ずーっと行きたいと思っているのですが、ちょっと遠くて行く自信がありません。めまいさえなければ飛んで行くのですが。
ノクターンシリーズが写真にありませんが、お気に召さなかったのかしら。
2002年のウインスロップ展にも何点か来ていましたが、昔テ―トギャラリーかどこかで見た覚えがあります。ラスキンの酷評に裁判まで起こした問題作ですね。もう一度見てみたい。
話は変わりますが、以前、アン・ペリーの作品をご紹介したことがあるような気がします。最近「偽証裁判」が出版されましたが、面白かったですよ。ヴィクトリア朝時代のミステリーですが今度は舞台がスコットランドです。お好みに合わなかったかもしれませんが、ちょっと記憶にないのでご紹介まで。
創元推理文庫は活字が小さくてちょっと疲れますね。
投稿: tina | 2015年2月12日 (木) 13時34分