読んだ本 『チンギスの陵墓』 『太陽を抱く月』
ここ数日に読んだ本二冊
残念ながら両方とも私的にはハズレでした。でも一応記録にはとどめておきます。
『チンギスの陵墓』 ジェームズ・ロリンズ著 竹書房文庫

ロリンズは 歴史と最先端科学を絡めたミステリーで いつも巻をおく能わずの面白さです。
概要は表紙裏をおかりしました。
ダークエネルギーの調査をしていたアメリカの軍事衛星が、彗星の尾に接近した後、地球に墜落する。通信が途絶える直前に衛星から送られてきた画像がとらえていたのは、廃墟と化した四日後のアメリカ東海岸だった。一方、ローマのヴィゴー・ヴェローナのもとに届いた古い頭蓋骨にも、四日後に地球が滅びるとの予言が記されていた。シグマフォースのペインター・クロウ司令官は、モンク・コッカリスたちを派遣し、ヴィゴーとその姪のレイチェルとともに、頭蓋骨の送り主がいるアラル海に向かわせる。その頃、死んだと思われていた母親の行方を探してマカオを訪れていたセイチャンが、何者かに拉致される。グレイ・ピアースとジョー・コワルスキは、セイチャン奪還のため北朝鮮の平壌に乗り込んだ。
アラル海で手がかりを得たモンクたちと、セイチャンの救出に成功したグレイたちは、モンゴルの首都ウランバートルで合流する。彗星が地球にもたらす災厄を回避する鍵となるのは、墜落した衛星内のデータと、古代に天から落ちてきた星で作った十字架―モンゴル帝国初代皇帝チンギス・ハンも身に着けていたと言われるその十字架は、不思議なエネルギーを帯びていたらしい。十字架を手に入れるためには、莫大な財宝が埋まっていると噂されるチンギスの陵墓を発見しなければならない。だが、モンゴル帝国再興を目論む人物が、シグマのチームの前に立ちはだかる。グレイたちは墜落した衛星を回収し、十字架を発見できるのか?その間も彗歴史の方は星は地球に近づきつつあり、破滅へのカウントダウンが続いていた。
今回は歴史の方はアッティラ、チンギス・ハーン のみならず 使徒トマス(トマスの不信、キリストの胸に手をおいて槍で突かれた穴を確かめる図がよくある、インドまで布教に赴いたとされている)
先端科学の方は ブラックホールとホワイトホール、量子のもつれ、 多元宇宙 もう お手上げです。わからない、わからない が邪魔したせいか どうも内容把握が上滑り。そのせいか、今回もいろいろあったけれど、そうして何人も死んだけれど、最後にぎりぎりうまくおさめたな、という感想のみ。
韓国ドラマにはまっているのですが、そろそろ終わりにしなければ、、。7本ほど見た中で 一番面白かったのが 太陽を抱く月 (シンイもよかったですけれど) です。
ストーリーがしっかりしていると思ったら原作本があるというので読んでみました。図書館にはなかったので中古で買いました。病膏盲ですね。
『太陽を抱く月』チョン・ウングォル著 新書館

時代は朝鮮時代 15歳の世子(皇太子)フォンは たった17歳で科挙に主席で合格した師ホムの妹に恋をします。
当時の宮廷は王の外戚(勲旧派)が力を握り、それを匡すべく王は士林派(儒学をおさめ科挙に合格して宮中に出る人々)を引き入れたいが、母の大王大妃の力も恐れています。
よくは知りませんが 李氏朝鮮 誰が王になるかで兄弟どうしの争いがよくあったようですね。王になってもいつ引きずりおろされるか分からないといった状況だったようです。
そういう宮廷の勢力争いの中で、王妃に選ばれたのがホムの妹ヨム。
しかし原因不明の病で亡くなり、フォンの意に染まぬ、外戚の娘が王妃 (中殿)となります。
欝々として日を過ごすフォンも父王が亡くなり今は王となっています。
そうして原因不明の病にたびたびおそわれ、それをおさめるために夜、眠っている間 厄受巫女を侍らせることにします。
夜目をさまし 巫女の正体が 霧雨の夜 出会った巫女であることを知り、それが婚約者のヨヌではないか?と推察。(本では 詩のやり取りからヨヌを思い出すのです。こういうところは ロマンチックでいいのですが)
こうしてひそかに王の身の回りの少数の人間によって捜査が始まります。
原作本とドラマでは大きく異なるところがありました。(以下ネタバレになりますから、 本を 読みたい方はこれ以下は読まないでください)
ドラマではフォンとヨヌは実際に会っている。会ってたときの思い出にひたり、彼女を助けられなかったことをずっと痛みとして抱えているのですが、小説では文のやり取りのみで、想像をふくらませていて実際の顔を知りません。
ドラマではヨヌ(ウォルと王が名付けた)が厄受巫女のあとの魔女裁判の残酷さやその後の暮らしを書いているが 小説にはそのようなところはありません。
小説では王の護衛雲剣ウン(キム・ジェウン)の生い立ちや彼のウォルに対する心の動きが丁寧に書かれていてなかなかいいのですが、ドラマではなんとなく、そうかなとにおわせる程度。
見たこともないヨヌにおもいを寄せる心境、ウンの想いなどは小説だからこそ、かもしれません。そのあたりはいいのですが、王の現実のウォルに対する態度が少々はしたない。(これが本の最大の欠点)
ドラマはまだ見ぬ人への想いだけでは持たない(8年後の再会まで文だけで思いがつなげるか?)とみての子供時代の出会いを作ったのでしょうが、この少年時代を演じる役者たちが実に可愛いのです。
本は調査中心です。当時の宮中の勢力争いなどはドラマの方が面白くよくかけていると思いました。
ドラマから

子供時代の ヨヌ とフォン

写真はのせませんが、兄から妹の美しさを想像できるように兄ホムも可愛い美少(青?)年。子役人気で子供時代のエピソードを長くしたという話もあるそうです。
そうして宮中場面の豪華絢爛。まさに王朝絵巻をみるようで溜息がでます。
御幸の輿の中の王

晴れて結婚の日の ヨヌ

王妃、中殿(王妃) などの衣装もそれはそれは豪華でした。やはりこういうところは映像の勝利。ストーリー展開もドラマの方が面白い。
記憶喪失、呪術 韓流ならではの禁じ手なしの面白さ、私は本よりドラマに軍配をあげます。































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