映画 「パリ3区の遺産相続人」
契約している オンデマンドのユーネクスト 結構 次々 映画が入ってきます。
近くのDVD屋が閉店してしまったので映画館で見逃したものが見られるのは助かります。
昨日は
パリ3区の遺産相続人 を観ました。
http://www.souzokunin-movie.com/
父親からパリのアパルトマンを相続した初老の男マティアスがニューヨークからやってきます。いかにもくたびれた感じの男です。
相続物件は高級アパルトマンです。 お庭もついている。
一文無しの彼はこのアパルトマンを売ってまた好き放題な暮らしをしようと思っていました。しかしあてがはずれます。
住んでいる老婦人マティルダに、このアパルトマンはヴィアジェだといわれるのです。
ヴィアジェとは 家をローンで買うように頭金を少し払ってあとは分割払いですが、それは 売り主が死ぬまで。早く亡くなればあまり払わなくても 家が手に入るのですが、長生きされると 家はいつまでも手に入らず膨大な額を支払うことにもなるのです。
まあ賭けみたいなものです。
この家の場合、マティアスの父親は すでに43年間毎月支払いつづけていたのです。
これからも 毎月2400ユーロ支払わなければなりません。遺産相続どころか、借金をせおわされたようなものです。
ところで この老婦人気づかわしげに マティアスの状況やニューヨークの家はや父親の亡くなったときの様子をきいています。そうして一文無しのマティアスしばらくとめることに。
このあたりから何となく老婦人マティルドとマティアスの父親となにかしら関係がありそうだと察せられてくるのです。
ともかくお金を手に入れたいので、不動産屋を訪ねて売る算段をします。 こっそり、家具も売ります。
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ネタバレ注意です!!
そこに マティルダの娘クロエが帰ってきます。家を奪いにきた、と二人の仲は険悪。
家の中を物色しているうちに 昔の写真を見つけ、マティルダ とマティアスの父親の関係に気がついて、、、、。
父親との関係をマティルダに問い詰めるマティアス。
どんどんネタバレになってきますから、ストーリーをおうのはこのあたりまで。
でもこの中盤以降のやりとり、二人の演技、さすがベテラン非常に見事です。
このあたりのダイアローグをみていると もともとは舞台劇だった、というのもなるほどとおもわされました。とても迫力がありました。
愛に生きたことを恥じることはないと思っているマティㇽダが、マティアスの母親の話をきいたときの狼狽ぶり、このところの演技もよかったです。
大きく見えた老婦人が急に小さくなってしまって。
結末をみていると、父親がなぜこの家を息子に託したかがわかるように思えました。
ケヴィン・クラインとマギー・スミス そうしてクロエを演じるクリスティン・スコット・トーマスもよかったです。クロエはマティアスと同年齢ですから57歳、その年齢らしくノーメークのように思えましたが、かわいらしさもみせていました。
何度も出てくるセーヌ川、石畳の町 音楽もあいまって、初老の男女と92歳のおばあさんの出てくる映画なのに、粋でおしゃれな印象も持ちました。
パリって最近は怖いイメージですけれど、やはり 気ままに歩きたい町ですね。
おすすめです。
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