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2019年3月22日 (金)

イサム・ノグチ 長谷川三郎展 横浜美術館

3月19日 
横浜美術館に行ってきました。お友達が招待券を送ってくださったのです。
この美術館は海の近くなので冬場は行きにくいのですが、この日から暖かくなったのでチャンスとばかり出
かけたわけです。
イサム・ノグチと長谷川三郎展


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実はイサム・ノグチについては名前を知っているだけ、長谷川三郎は名前も知りませんでした。チケットをいただかなかったらきっと見逃していたでしょう。でも行って良かった!い展覧会でした。

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イサム・ノグチ(1904~1988)
詩人野口米次郎とアメリカ人女性との間の子としてアメリカに生まれ、日本で幼少時を過ごしたのち、13歳で単身渡米、普通教育の学校に通いながら彫刻家になる修行をした人。
1946年には 米国を代表する14人の新進芸術家の一人に選ばれている。
長谷川三郎(1906~1957)
甲南高等学校では、小出楢重に油彩画を学び、東京帝国大学では美術史を専攻、1929年から3年間欧州に遊学、画家として生きることを決意。抽象的な油彩画を描き始める。

イサム・ノグチは1950年日本にやってきて、長谷川三郎と出会い 美術における東洋と西洋の問題について 話を深め、一緒に関西へ旅行したりもします。
長谷川は油彩画をやめ墨絵や拓本の世界へ、ノグチは鋳鉄、石バルサ材などを使った彫刻、また魯山人の窯場で陶の作品を造るなど、多岐にわたる作品を作っていきます。

二人それぞれの展示と交流を表すような二人の作品が同じ場所に置かれたところもありました。
残念ながら撮影禁止、そうして図録がなんと5000円、手を引っ込めてしまいました。絵葉書も一枚だけ。
チラシの写真を載せます。
上記ホームページでいくつかの作品は見られます。
 長谷川三郎

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これと似たのがもう一枚あったのですが、墨による抽象画 ってこれまで知りませんでしたので、戦慄が走るほど感動しました。(写真だとそうでもないのですが、、、)

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これは木の表面そのままや少しほりこんだものを拓本にしたものです。
  
イサム・ノグチ

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能楽師たち(1958年)

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これは鋳鉄で作られていて 書 という題がついていました。(1957年)
長谷川三郎の初期の油彩画には ミロを思わせるような絵もあありました。
また イサム・ノグチの 日本に来る前の全く抽象の彫刻作品にもすてきなものがありました。そぎ落とされてその奥にある 孤独感のようなものが感じられたのです。写真がなくて 残念。
本当に素晴らしい展覧会でした。
チケットを送ってくださった友人に大感謝です。
帰りに コレクション展ものぞきました。
カンディンスキーやクレーの絵もありましたが、色合いがこのみではありませんでした。こちらは写真OKでしたが。
ダリ ニュートンを讃えて
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奥が特別展の会場、彫刻作品がぼんやり見えています。

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