大分旅行 1日目ー1(杵築)
11月23日~25日 大分県にいってきました。このご時世に、と顰蹙をかいそうですが閉じこもってばかりだと鬱になりそうですから。
主人は「石仏?興味がない」ということでツアーにものらない一人旅を計画しました。
参考にさせていただいたのはいつもお一人で手作り旅をなさっていらっしゃるkikuko様のブログです。そっくりなぞりたいような素晴らしいプランですが、すっかりまねてしまうのも情けないので自分なりの関心を考慮にいれてプランをねりました。
今はGo To でホテル代の割引がありますが、そのためかえってお部屋がとりにくくなっています。
ホテルは前に行こうと思っていたツアーで泊まる予定だったホテルアンドリゾーツ別府湾とし、JALのマイルが結構たまっているのでそれを利用します。が、出発便は10:00発、帰宅便は17:00発という組み合わせでホテルがとれる、という日がなかなかなくて日にちがどんどん先になりました。
プランを練っている途中でわかったことは、観光バス(宇佐神宮から国東半島のお寺を巡って、大分空港へ行く)がコロナのため平日は運休、ということです。お寺をいくつも巡るつもりはありませんでしたから、一番行きたい富貴寺だけタクシーで、ということにしました。バスの運行については直接電話で問い合わせたのですが、その時はあるはずだった、バスが実際には動いていなかった、という事態もおきましたが、それはおいおい書いていきます。
大まかには初日 杵築、2日目 臼杵(石仏と市内)、3日目 富貴寺と宇佐神宮 というプランです。
雨だと富貴寺の大堂が開かないということなので、お天気によっては初日が宇佐、その場合は前もってキャリーをホテルに送っておこうと考えていましたが、幸い三日間とも晴れの予報でした。
出かける少し前から新型コロナ感染者数が急増して、少しためらいはありましたが、大分県は感染者が少ないこと(行く前は感染者が100人台、その後増え始めて今は200人台。それでも東京都の1日の感染者数の半数より累積数が少ない)羽田へは我が家からですと私鉄で乗り換えなしに行けることから、大丈夫と判断して決行しました。
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11月23日 羽田発10:00→大分空港11:40着
朝、最寄り駅からの羽田行き急行電車は祝日のせいかすいていて、ずっと一席おきに座っている状態でした。空港も混雑はしていません。8:40頃に空港駅に着きました。私は預け荷物はないのですが、預ける人はselfで荷物の重さをはかってタグをつけるらしかったです。タッチ・アンド・ゴーで9:00にはチェックイン。搭乗まで時間があるのでラウンジへ。去年松山に行く時使ったと同じ場所です。トマトジュースをもらって窓側のカウンター席へ。椅子が座り心地の良いものに変わっていました。カウンターにはプラスティックの仕切りがお隣との間におかれています。
搭乗、定刻通り出発、かなりの乗客数でしたが、座席は3-3で私は窓側、通路側には乗っていましたが、間は空席でした。向かい風とかで少し遅れて11:45頃 到着。
杵築へは路線バスで行く予定です。杵築バスターミナル行は12:38発ですが、停留所の確認を先にしておこうとバス乗り場(空港を出たところで分かりやすい)へ、チケット販売機を見ると、杵築行は紙で塞がれています。停まっているバスの所に行くと運転手さんが「今コロナで、杵築行は運休ですよ」別の案内係の女性も「杵築に行きたいのなら、このリムジンで大分まで行って、そこから電車で杵築まで戻るといいですよ」これではロスが多すぎます。(ただこのバスは宿泊ホテルのすぐそばでも停車することになっていて、ホテルに荷物をおいて杵築に行く案も考えはしたのですが、先達のblogに杵築観光案内所にはコインロッカーがあることが記されていたので、直接杵築に行くことに変更していたのです)
目の前に停まっているリムジンは宇佐神宮行で12:10出発だそうです。先に宇佐にしようかしら、と発券機にお金をいれようとして、やはり、この時間では富貴寺と宇佐神宮両方は時間的には無理かもしれないし、キャリーのこともあるし、、、、そこでタクシーで杵築に向かうことにしました。(先達のblogで杵築の観光案内所にはコインロッカーがあることは記されていたのです)
海沿いを行くのかと思ったら、かなり山の中を行きました。30分ほど走って12:30頃、ふるさと産業館観光案内所前に到着。(参考までに、タクシー代は4500円)
案内所にはコインロッカーがありますが、キャリーがうまくおさまるかどうか?奥のお店に預けるといいと言われて奥へ。 300円なりで預かってもらいました。隣が食堂でしたのでとりあえず、そこへ。二組ほどのお客で密ではありません。
メニューに<りゅうきゅう丼>というのがあり、どんなものかと聞いてみると、ブリを甘醤油で絡めたものを御飯に載せたものだといわれ、それをためしてみることにしました。ぶりの漬け丼でした。おいしかったです。
先ほどどなたかがクーポンを買っていたのを思い出しで。私も「きつき観光まち歩きクーポン」なるものを買うことにしました。1000円で500円の買い物券2枚と三か所の入場券がついているので、入場券代がお得になっている、というものです。これを買っているときに「お客さんどこから?どこへ泊るの?」そうして豊後豊岡にあるホテルだけれど駅がバリアフリーではないのでキャリーがあるから次の亀川まで行こうと思っている、と話し、ここから杵築駅に行くバスのことをきいていると「あのホテルに泊まるのならここからバスで小浦まで行くと、ホテルに近いし跨線橋などもないですよ」と教えてくださいました。小浦を通るバスは16:00発が観光時間を考えるとよさそうなので、これを頭にいれて歩き始めました。写真からするとこの時すでに13:20でした。
杵築は江戸時代、杵築藩松平氏3万2千石の城下町でした。旧市街はサンドイッチ城下町といわれていて中央の谷底が商人の町、南北両側の高台が武士の町になっています。江戸時代の街並みをよく保存していることで知られ、映画の撮影にもよく使われています。私がこの町を訪ねたいと思ったきっかけも去年「居眠り磐音」という映画を観たからです。松坂桃李演ずる磐音の家として使われたのが大原邸、坂道は酢屋の坂だそうで、映画をみたときからぜひとも杵築に行ってみたかったのです。
いただいたパンンフレットの地図、左側の方にもっと江戸時代の街並みは広がっているのですが、私の歩いた範囲だけにしてあります。
観光案内所(地図、黄色の所)のある所から北台武家屋敷までは上り坂です。
先ず、番所の坂というのを上がって行こうとしたのですが、案内所の人に「今は竹を伐っているからそちらの坂を行きなさい、あがれば武家屋敷がワーッとひろがってますから」と普通の道の方を指さします。チェーンソーの唸りがきこえてくるので指示に従いました。
↑ふるさと産業館
この道を上がっていきます。番所の坂へ行くには手すり左にみえている道を行きます。
あがりきって振り返る、ガードレールのところからあがってきました。左ヘルメットの人がいる奥が番所の坂。手前の道を進むと酢屋の坂
進むと、おお!酢屋の坂です。この町で一番美しい坂だそうです。石畳の石はとりかえられているのではないでしょうか。美しい坂というのは両側の建物、壁を含めた景観が美しい、ということのように思われます。
左が大原邸です。左に曲がって
右が大原邸の長屋門。
大原邸は家老上席なども務めた上級武士の家。
大原邸のお玄関です。茅葺屋根に紋もついた重厚感あって格式の高さを感じさせられます。
お玄関の間も4畳だったような。とりあえず外を一回り。ところで入場券はもっているのに、どこで出せばいいのか分かりません。帰りに門の横に小さな小窓があったことに気がつきました。チケットを出さないまま拝見してしまいました。
長屋門を内側から見たところ、右のほうに入口の門扉がみえています。門番や 使用人をすまわせたところでしょうが、今は物置のようになっていました。
井戸
お庭が立派です。回遊式庭園というそうですが、池や築山もありました。
なんだか松坂桃李、いや磐音さんが縁側に座っていそうな、、、。
家の中に入ってみました。
お部屋は8畳乃至6畳のお部屋が表裏5室ずつ計10室、表が広い場合は裏が4畳です。家老の家としては質素な感じがしました。鍵の手になったところはお台所とお風呂場、と言ってもふろおけがあるのではなく、たらいが二つおいてありました。
室内から眺めるお庭もみごとでした。
築山と東屋がみえています。
向こうの家は能見邸です。
又庭におりて築山のところにいったり、町を見下ろしたり、ゆっくり楽しみました。
はっきりしませんが下に塩屋の坂がみえています。名残おしいのですが、そろそろ出ることにしました。 写真が多くなってきたので、ページをあらためることにします。
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kikuko様
kikuko様のblogに全面的におせわになっての旅でした。(それにもかかわらず、 臼杵駅のあの写真!いやになります)
いつもはガイド付きツアーですから、道に迷うこともなく、時間配分も考えずにすんできたので、色々苦労いたしました。
誤算だったのは この時期 日が短いこと、そして新型コロナで運休が いくつかあったことです。
国東半島のバスツアーは 平日はありませんでしたし、空港から杵築への路線バスも運休中でした。
残念だったことの一つのは、一人では たべきれないと 臼杵でフグ料理がいただけなかったことです。
道に迷い、気にいったところでは ボーッと長居してしまったり、反省点はいくつもあります。
でも総体的には 私なりに満足のいく旅でした。
また貴blogを熟読させていただいて 今度はさらに満足のいく旅にしたいとおもっております。
お世話になりました。 感謝いたしております。
コロナが早く終わってこころおきなく旅ができるようになってほしいですね。
投稿: yk | 2020年12月18日 (金) 10時30分
2度に分けて行った大分の旅を1度で制覇されて、プラン立案力が素晴らしいです。お泊りになったお宿、いいですね。私の場合、どうしてもお宿やお食事は二の次になってしまいます。来年、もし旅に出られる状況になりましたら、なるべく平らなところで、少し贅沢(あくまでも私にしては、ですけど)をしてみたいと思います。
ご心配かけましたが、手首の具合がかなりよくなりました。運動不足が続きましたので、体力回復に努めます。1度目の大分の旅は日帰りツアーにさんかしたので、とても効率的でした。九州は公共交通では絶対に無理なところがたくさんありますね。
投稿: kikuko | 2020年12月17日 (木) 20時39分
alice様
おじい様 ,進取の気性に富んでいらした方だったのですね。北の大地で 酪農。時代は違いますが「なつぞら」をおもいだします。
ところで 天草ですって!! 実は 私の次のターゲットは天草なのです。(沖縄ツアーも申し込んでいますが、あそこはちょっと心配、なので 翌翌年に回してもいいかと)
天草、個人でいく、ことを考えて色々調べたのですが、hurdleが高そうです。 渡るのも大変なら教会も果てのはてで タクシー利用しかなさそうですね。tourなら 船で海からも教会をながめられるようですし。
丁度W社(ご存じでいらっしゃいますよね)の案内がきていて それがかなり丁寧に回る旅ですので、そのツアーを考えています、ツアーは企画があるときがチャンスですから。
でも 今の状況、心配です。東京発着tourもダメになるかもしれません。
本当に早くおさまってほしいですね。
投稿: yk | 2020年12月10日 (木) 10時43分
北海道でも札幌や旭川は特に厳しく、警戒レベルも今年中には下がりそうもありません。
Go Toの旅も出発禁止のままなので、1月に予定していた天草やオレンジ鉄道、ついでに中津に立ち寄るつもりでしたが。また念のためですが・・・祖父は福沢諭吉ではありませんよ(笑)諭吉の影響を受けて明治初期に渡米して北海道で酪農を始めたので、中津の郷土愛は強かったのでしょうね。
オレンジ鉄道の予約も明日が期限なので、キャンセルはやむをえません。冬が過ぎて、ワクチンも効果が出たら、また安心して旅に出られることを…今は祈るばかりです。
投稿: alice | 2020年12月 9日 (水) 14時43分
alice様
中津の御出身、中津って福沢諭吉の出身地ですよね。???kikuko様はいらっしゃってますよね。
石仏は以前からみたいとおもっていました。 臼杵の街の良さは kikuko様のブログで知り 杵築は 映画の影響です。石仏や国東半島の寺院群を巡るツアーはあっても 臼杵、杵築の街歩きまでするtourはないので個人旅行を考えました。
海辺がいいので 別府ではなく このホテルを選んだのですが、最寄り駅が鈍行しか停まらない無人駅でしたから、不便ではありました。このコロナの時期、特に何かと不便でした。
でも 体調不良だったのが解消されたみたいに元気で歩けたので もしかしたら、コロナが終息すればもう一度海外大丈夫かも、とヘんな期待をもってしまいました。
それにしても早く終わってほしいですね。12月の国内(近江)は流れ、1月の沖縄、これはキャンセルすべきかな? と思っています。
東京は 老人旅行御法度みたいです。 神奈川はまだおふれはでていませんが。
北海道も状況は厳しそうですね。
ともかくお互い用心に用心を重ねて終息後にそなえましょう!
投稿: yk | 2020年12月 3日 (木) 00時10分
大分に行かれたのですね!実は大分県は私の宿題のようなものなのです。亡夫の祖父が中津市の出身で、記念碑が残っているので、いつか行きたい(従兄弟たちは既に行ってる)と・・・。夫の生前には、実際飛行機や宿の手配も済んでいたのですが、私の兄が倒れてキャンセルしてしまい、その後は病状も重くなり機会がありませんでした。Google Earthのストリートビューで記念碑の場所も確認できたので、コロナが終息したらと思っています。別府に泊まって観光バスで宇佐神宮や富貴寺を回ると効率よさそうですね。
投稿: alice | 2020年12月 2日 (水) 15時48分