大分旅行 2日目-1 臼杵へ
6:00 起床
今日は臼杵に出かける予定です。日の出は7時少し前、お部屋から見えるのではないかと窓の外をみていると、徐々にお日様が出てきました。方向は大分市の左手の方、そのまま佐賀関に続いていますが、その山の上に見えてきました。完璧な日の出です。ホテルの場所は日出町。ひじまちと読むのですが、日の出が見えるからでしょうか?
6:58 です。
7:00から朝食なので2階のロイヤルホールへ。
ホワイエというのでしょうか、入口前の広間、そこの手前に人が立っていてポリの手袋とkeepの札(座席確保用)を渡しています。個人客はホワイエ部分で食事をします。テーブル間隔OK.とみて座席確保に札をおいて手袋をはめてビュッフェの食べ物をとりにホールに入ると、まあ、ものすごい人数。満席です。団体が多いようです。帰ってホテルのホームぺージで確認すると、新型コロナ対策で着席ビュッフェの場合は通常350人を140人に、とありました。椅子と椅子との間隔は人が通れるだけはあいていて、テーブル同士の感覚もある程度はあります。でも多いなあ、という印象でした。手袋は他人が触ったトングを使うことの感染対策です。個人客の所は安心できる間隔です。でも窓側がよかったなあ。
お魚類、焼いた鮭や干物など、パン、ウインナなどもありましたが、例によって私は少な目。でも和食の方がたくさんいただけます。上の写真は7:29
7:49 気が付くと窓側席は あいていました。
8:10 お部屋に戻りました。
臼杵行は8:16にも電車はあるのですが、通勤・通学客で混かもしれないので、8:56豊後豊岡発に乗ることにしています。フロントにお電話をして40分頃車をお願しました。(いつでも無料で駅まで送迎しいていただけるのです)
普通列車利用です。在来線特急は大幅減便で、詳細が分からなかったので、あてにしないことにしたのです。駅のホームから、向こうの白い建物が宿泊しているホテルです。
予想通り列車はすいています。大分で乗り換えです。30分くらいの待ち。特急ソニックは8便くらい運休であることが分かりました。
次の電車は2両のワンマンカー。これは新しくてとてもきれいなのです。最初は10人くらい乗っていましたが、最後はそれぞれの車両に1人ずつでした。
窓が広くてよく見えます。殆ど山あいを走っています。
途中駅で特急待ち合わせがありましたが、見えた限りでは乗客の姿はなく、乗降客もいませんでした。減便やむなしです。
10:30 臼杵駅着
これは何だかよくわからないです。どうやら向こう側を撮るべきで、向こう側が仏様のお顔だったのかもしれません。(爆笑)石仏の頭部のreplicaだそうですから。
早春賦 春は名のみの風の寒さや を作詞した方はこの町の出身だったのですね。
改札を抜けるとき問題が。入るときはスイカでタッチして入りました(九州でもスイカが使えることは確認済み)臼杵駅にはタッチするところがないのです。駅員にわけを話すと、現金払いで領収書をだして「これを見せて別府か大分で記録を解除してもらうように」とのことでした。その時間があるかな?横浜でも大丈夫だそうです。(このため、クレジット機能も使えなくなっていました。カードは他にも持っているので支障はありませんでしたが)
石仏のところに行く予定ですが、この時間バスはありません。タクシーで行かざるをえません。タクシー乗り場に会社の電話番号がありましたので、かけるとほどなくやってきました。
石仏をみたあとそのまま市内観光をしないかと薦めます。2時間で4500円というcampaignをやっているのです。市内観光といっても稲葉家下屋敷と二王座歴史の道だけです。ネットで知っていましたが、もう少し色々みたいので、断わったら無理強いましませんでした。道中、コロナであまり人はこないのではないかと聞いたら「そういうことはないですよ。もう8回その周遊コースをやりましたよ」と言っていました。
11:10頃 チケット売り場の前に着きました(タクシー代は2000円)
チケットを買って帰りのバス時刻をたしかめて歩き出しました。ネットで検索した時は森の中を行くようで人がいないとこわいのではないかと心配でしたが、綺麗な周遊コースがつくられていて明るくて安全でした。お電話でお聞きすると「一周800m 皆さん3,40分で帰られますよ」とおっしゃっていました。下左の矢印を進んで黄色い道を行きます。
石仏が彫られた事情は分かっていないそうですが、制作年代は作風からみて平安末期から鎌倉時代にかけてだそうです。
橋を渡ってチケットをみせます。
そこを過ぎると、もう向こうに最初の摩崖仏が見えてきます。
以前、イランに行ったときシラーズとイスハファンの中間あたりでクセルクセスやダレイオスなどを彫った素晴らしい摩崖彫刻をみたことがあって、その時日本にも摩崖仏というのがあるけれどいつかそれを観に行こう、と思って以来やっと実現させることができたのです。イランでは野ざらしでした。ここでは小屋がけしているようだな、と思ってはいましたが、小屋ではなく完全にお堂として造られていました。
ホキ石仏第二群
ホキというのは崖という意味の地名です。
ここではこの時期、表面の苔などをとるために紫外線照射の足場が組まれていることはホームページでしらされていました。
九品の弥陀
阿弥陀三尊
レリーフというより丸彫りです。背中の部分だけ崖にくっついているようです。不信心者ですから、横から一生懸命覗き込みました。もう一組(これはどうやら周遊タクシー組のようで)タクシーの運転手さんらしい人から説明をうけていてお賽銭をあげておがんでいらっしゃいました。
前庭
階段をあがって
振り返って、紅葉はあと一息、というところです。のどかです。
でも のどか、などといってはいられません。がやがやがやがや、修学旅行の高校生一行がやってきました。この時期、修学旅行なんてするの?どうも大分は感染者は少ないからかユルイのではないかしら?説明を受けながら来るので、慌てなくても大丈夫そうですが。
ホキ石仏第一群
如来三尊像 平安末期
如来三尊像 彫法はやや劣るそうです。
如来三尊像 中央が 大日如来(平安末期) 地蔵十王像(鎌倉期)
十王は冥府で亡者の罪を裁き、救済するのだそうです。着色されていたようで向かって右はかなり色が残っています。
途中ですが写真が多くなってきましたので 続きは次のページにします。
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