幻影のイギリス
映画「時の面影」でラウンドタワーを見かけて、なんとかして行きたかった場所のことに想いを馳せています。
下の2冊は98年にノリッジに行ったとき観光案内所で手に入れた本です。


上の本は大聖堂もありますが、殆どが田舎の小さな教会巡りです。多くの教会はサクソンやノルマンの円塔,角塔を備え内部が木の天井のものも多いのです。ハンマービームがもちいられ、そこに船の船首飾りのように天使等の飾りがついているものもあります。こういう教会も観たいものだと思っていました。
下の本の表紙の写真、ロマネスクファンならこれは「月々の仕事」のうち、刈り入れ(麦束を整えている)を表している浮き彫りだとお気づきでしょう。これに非常に惹かれました。
本文からこれはバーナム・ディープディール(Burnham Deepdale)にあるセント・メアリー教会の洗礼盤の彫刻だと分かりました。ホーム|ラウンドタワー教会協会 - ラウンドタワー教会協会 (roundtowers.org.uk)
でたどりつけますが、このサイトはラウンドタワー紹介なので外観のみで中の洗礼盤の写真はありません。

幸い、この教会はホームページを持っています。グーグルマップで教会にカーソルを置くと左側にこの教会に関することがでていて、ホームページもでていますのでそこにカーソルを置くと教会のホームぺージに飛べます。
まずは ストリートビューで外観を楽しんでから
塔はサクソン時代ですが、教会本体は時代がくだるようですね。後から窓を大きくしたのかもしれません。

内部はバーチャルツアーできるようになっています。(中を散歩してください、のところで、グーグルマップで見るをクリックスします)そこ洗礼盤がみられます。ノルマン時代とあって詳しい作成年はどちらの本にも書かれていません。
上の青い表紙の本からお借りした写真です。

四角い形の洗礼盤があり、その三つの面に12か月の仕事が彫られ、残りの一つの面には、ホームページの写真のように木が彫られています。下の本から借用した写真です。上は 5月~8月
右から 1月~4月

月名が 彫られているのもあります。右から2番目はFebruaryが読み取れます。寒いので足を温めています。3月になると畑を耕し、四月は何か植えています。

月々の仕事は教会内の色々なところに描かれたり、彫刻されたりしますが、洗礼盤に彫られているのは珍しい気がします。それに人物がとってもチャーミングです。
場所が辺鄙なところで鉄道はとおっていなくて、キングス・リンからバス乗り継ぎになります。それでも行くつもりだったのですが、、、。
8月16日
申し訳ないと思いつつ ホームページからお写真お借りして追加します。

天井は新しくされているようですが、木組みが美しいです。仕切り壁は尖頭アーチになっています。
西側

入口は半円アーチ、上の窓は上方が三角になっていてこれはサクソンスタイルです。こちらの方が古いままのようです。
ラウンドタワーを持つ教会は単に塔を持つだけでなく他にも引き付ける要素を持ったものが色々あります。
ノリッジ近く、ヘッキンガム(Heckinghamu)の聖グレゴリー教会の入口はノルマンスタイルの素晴らしいものです。

塔の下部は円形ですが、上は後の時代の改修によって八角形になっています。
体力もどんどん落ちてしまって、もう海外旅行はあきらめました。今はグーグルマップでストリートビューを楽しむだけです。
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tina様
送信、 成功です。 届いています。
『海賊女王』 私は多分、 図書館で借りたのではないでしょうか。手元にはないのですが、とても面白くて、教えてくださったことに感謝しながら読んだことをおぼえています。
塩野七生さんの『小説 イタリアルネッサンス」は 知りませんが、 調べてみると『緋色のヴェネツィア』『銀色のフィレンツェ』、、 等 4冊をあわせたもので、 4冊目が 2020年の書きおろし、ですね、 1,2冊目は 手元にあるはず、3冊目はどうだったか? 何しろ 文庫本は本棚に二重においてあるので 奥にあることはわかっているのですが、 イスをもってこないととりだせません。
4冊目は 買うことにします。
私は塩野七生さんの本は歴史ものより、 小説から入りました。
最初は小説で出発されたのだと思います。 かなり色々読みました。
特に好きなのは 『コンスタンティノープル陥落』『ロードス島攻防記』『レパントの海戦』のシリーズ。男の友情に胸を熱くしました。
ロードス島、マルタ島に行ったのもこのシリーズにひかれて、です。
私の読書生活、また充実したものになりそうです。
教えてくださってありがとうございました。
投稿: yk | 2021年8月19日 (木) 08時10分
海賊女王なんて懐かしい名前です。捨てがたくまだ手元にあります。後何年あるかわからない人生なのにまた読むことはないでしょうか?多分、塩野七生の「小説 イタリア・ルネッサンス」はお話してませんよね。「ローマ人の物語」をはじめこの人のものは歴史ものはたいてい読んでいるのですが小説は初めてです。さて、今度はこのコメントが届くかしら。
投稿: tina | 2021年8月18日 (水) 21時25分
kikuko様
私は19年に行ったフランス、ブリネイの教会壁画(通路アーチの内側)を思い浮かべていたのですが、 リポール(リポイ)の壮大な扉口彫刻、あの入口柱のところにもありますね。あそこは 私が行ったときは外側がガラスで囲われて扉口との距離があまりないので とても写真が撮りにくかったことを思い出しました。
写真はもっとたくさん撮ったはずなのに、それがすぐには出てきません。(CDにおさめたのにそのCDが どこに行ったか)
ヴェズレー、オータンなどにもありますが、月歴はメインではなく どちらかというと、埋め草的扱いですよね。それがこのフォントは月歴そのものをテーマにしている、というところが珍しい気がします。
11月は一般的には「豚を屠る」です、ここのは 羊っぽくみえますが。
ただ考え方はいろいろで、手持ちの『西洋美術解読事典』で 十二カ月の項を見ますと、
11月は<薪を集め、オリ-ヴの実を摘み、種をまきクリスマス用に豚を飼育する。>とあり、12月は<畑を掘り返す、クリスマスの準備に豚を殺し、パンを焼く。あるいは 1月と同じく、食卓で御馳走を食べる> とありました。
ロマネスク好きの方とおしゃべりできるのは嬉しいです。
投稿: yk | 2021年8月16日 (月) 17時26分
とても興味深く拝見しています。「月々の仕事」はあちこちで観ましたが、確かに洗礼盤に施された例は珍しいですね。いちばん印象に残っているのは、リポイの修道院の扉口の左右の「月々の仕事」です。私の誕生月の11月は「豚を屠る」で、あまり気分がよくありません。やはり6月の「刈り入れ」がいいです。
投稿: kikuko | 2021年8月16日 (月) 12時17分