3対馬・壱岐旅行 3日目―3
5月17日 続き
月読神社の次は古墳巡りです。(13:03~14:30頃)
5~7世紀にかけて壱岐では数多くの古墳が造られました。江戸時代に書かれた、壱岐国続風土記には338基としるされていますが、現在のところ260基以上の古墳が確認されており、長崎県内の古墳の60%以上を占めています。古墳を造る費用のことを考えると壱岐の力の強さを改めて感じました。
壱岐は磐井の乱ではヤマト側につきました。この乱から薄葬礼までの間に多くの古墳が造られました。(古墳建設そのものは646年に薄葬令が出たことや仏教の広がりなどから廃れていくのですが、壱岐のように(関東でもそうでしたが)畿内から遠い地域では7世紀も続きました。)
壱岐では掛木、双六、笹塚、鬼の窟、兵瀬、対馬塚の6基の首長墓が「壱岐古墳群」として国指定史跡になっています。そのうち4基を今回見学しました。


今いるのは掛木古墳の前です。ここでボランティアガイドさんと待ち合わせして説明を聞きながら古墳巡りです。
掛木古墳 6世紀後半前半にかけて築造された円墳。現状は南北22.5m, 東西18m, 高さ7m。築造当時は直径30mと推定されるそうです。全室、中室、玄室の三室構造で両袖式の横穴式石室(両袖式というのは羨道の奥にT字型に玄室があるもの)
玄室には島内唯一のくりぬき式家形石棺がそのまま残っています。
入ります。ちょっとワクワク。

天上が低く、私でも腰をかがめなければならないほどでした。ついうっかり頭をあげてゴツン、帽子は絶対かぶっていた方がいいです。この大きな石もこのあたりでにあったものだそうです。

家形石棺、玄室部分は少し天上が高くなっていました。狭いのでかわりあって観ましたが、どうしても他の方が映り込んでしまいます。
↓こんな感じで進みます。(これは出るとき)

少しバスに乗って双六古墳へ。(バスを降りてから戻ってくるまで 25分くらい)
双六古墳は6世紀中ごろの築造。長崎県最大(九州で5番目)の規模。91mの前方後円墳。前方部の高さ5m。後円 部の高さ10.6m 横穴式石室で、全室右壁には船の線刻があるそうです。

右の方へ回り込んでいきます。

石室入口、線刻の風化を防ぐため入ることはできません。

格子の隙間から

まわりこんで 後円部(左)と前方部の間のところで説明を聞きました。
双六古墳には素晴らしい副葬品がありました。明日、一支国博物館で実物を見ることになります。

ついでに笹塚古墳からの出土品の写真も見せていただきました。笹塚古墳からは金銅製馬具の副葬品が多く見つかっています。その中でもこの亀形の馬の額飾りは珍しいものだそうです。

バスに戻ります。どの古墳間の距離もバスだと5分かかりません。次は鬼の窟古墳ですが駐車場に戻ったところで「時間があるから笹塚古墳に行きましょう」とガイド氏。私は双六古墳がゆるいけれど坂があったので、少しためらって、お聞きすると坂はあるがたいしたことはないです、ということで行くことにしました。お一人だけバスに残りました。
笹塚古墳 (ちゃんと見学してバスに戻るまで25分程度でした)


木漏れ日の中を気持ちよくあるいていたら、この先急に下り坂、下ると上がらなければいけない、先を行く添乗員さんが戻ってきて「坂がきつそうですよ。ここで待っていますか?」そこで、ここで待つかバスに戻るかすることにして、戦線離脱。しばらく気持ちの良い木立の中にいましたが、立っているだけもどうかと、バスにもどって座って待ちました。
以下、主人の撮った写真




全員バスにもどってきたところで少しバスに乗って次は
鬼の窟(おにのいわや)古墳
6世紀後半から7世紀前半頃に作象された円墳。石室は前室、中室、玄室の三室構造両袖式の横穴式石室で全長16.5m。
古墳の規模は直径45m,高さ 13.5m。島内で最長の石室を持ち、大きさは2番目。


鬼でないとこのような巨石(大きいものは畳3枚分)を運ぶことができないから、というのが名前の由来だそうです。入口をとざすように大石がおかれていますが、これは後の時代に中に入れないようにするために置かれたものだそうです。

ここをまたぐのは少し大変でした。



14:34 出発 15分くらいバスに乗って宿泊ホテルへ
郷の浦港を見下ろす ビューホテル壱岐
15:00にはお部屋にいました。
もうお布団が敷かれていました。

ライティングビューローがモダンでステキです。

この椅子が非常に座り心地がよかったです。どこのメーカーでしょうか?ほしくなりました。
広縁の反対側には化粧台

窓外には港の景色が広がっています。


古墳歩きで疲れていて、この眺めです。この後壱岐神楽を観に行くのをパスすることにしました。16:15集合でバスで10分ほどの住吉神社にいくことになっていたのですが、あの椅子に座って持ってきた小説を読んで時々窓の外の海を眺めていました。
以下、主人が撮ってきた写真です。
住吉神社
神功皇后が住吉大神の守護によって三韓出兵を成し遂げ、帰途、現在の壱岐郷ノ浦に上陸して三神を祀ったのに始まると言われています。神社のある籏鉾川流域は古代より神聖な場所だったそうです。境内の神池から発見された神鏡177面の内12面は大陸系の物でした。
さがり宮といって、神社には道から階段を下りていきます。


壱岐神楽は室町時代まで遡り、神職のみで舞うのは全国でも珍しいそうです。演目は「二弓」「篠」「八咫烏」「折敷」

椅子に腰かけて鑑賞、全部で40分ほど。

八咫烏

折敷
17:40に帰ってきました。夕食にはまだ間があるので主人は先にお風呂。
18:30~ 3階の会場で夕食
最後の晩餐ですので飲み物一杯は会社のおごりです。ビールにしました。
テーブルにすでに用意されていたのは


シューマイのようなものですが、春雨がころもになっていておいしかったです。


どれもおいしかったのですがもう多過ぎで殆ど手がつけられませんでした。


壱岐は焼酎が有名なので次は日本酒ではなく焼酎にしました。いくつかあった中で長崎県限定販売の「海鴉」のロックを注文。私も少し頂きました。すっきりして、日本酒のような甘さがなくて気に入りました。ところが強かったのですね。回りました。
19:50頃お部屋に引き上げてぶっ倒れてしまいました。頭がガンガンして飲んだことを後悔しました。30分くらい寝るとすっきりしました。ヤレヤレ。
そのあと入浴。少し片づけ。明日朝、荷物を宅急便でださなければいけません。このツアーは帰りの荷物宅配付きなのです。
(8514歩)
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