5月9日(火)大洲市内観光続き
臥龍山荘(12:38~13:25)臥龍山荘|愛媛県大洲市 (garyusanso.jp)
この地は肱川を望む景勝の地で大洲藩第3代藩主加藤安恒公が愛し、その後も代々の藩主の遊賞の地でしたが、明治以降は廃れていました。
それを木蝋蝋貿易で財を成した河内寅次郎が1897年に購入、構想10年、施工に4年をかけて造り上げたのがこの臥龍山荘です。
ネットで拾った苑内図 左上のところから入りました。

先ず門をくぐったところの石積み壁が面白いです。石臼もはめ込まれています。


ここから建物に入るのですが、その敷石(延段)が素敵です。これは切り石と自然石がまざっているので、行の延段 というのでしょうか。

最初に入ったのは 臥龍院 です。(靴は脱ぎます)
茅葺寄棟の平屋で当時の名工の手を借りもっとも力を注いで建てられたものです。
まずは「清吹の間」
北側で夏用の部屋です。天上は二重張りになっています。
欄間:四方向に四季を表す彫り物が施されています。
神棚の下は春 桜の花に筏 ねじりのある曲木はいちの木


夏 水玉

秋 菊水

冬は撮り忘れ?この窓なのですが、こちら側か反対側から撮ったのかもう忘れています。

お隣(庭に面した側)の 壱是(いっし)の間

書院造り 左は少し形が違う気がしますが華頂窓 違い棚
桂離宮を参考に造られたそうです。
畳をあげて能舞台としても使われます。それで床下には音響効果をよくするため備前焼のツボが置かれています。

床柱は杉の四方糸柾、長押は杉の磨き半丸太、障子戸、天井板には春日杉の中杢を使用するなどの工夫が見られます。

雨の跳ね返りを防ぐために小石が敷き詰められています。

くの字型の沓脱石、これは遠州好み?桂離宮でも見ました。

この丸窓も桂離宮、笑意軒を思いだします。

仏間

続いて 霞月の間 へ
京都大徳寺玉林院の霞床の席に案を得ています。違い棚を霞に見たて、掛け軸には富士山が描かれており、丸窓の奥には仏間があり蝋燭の明かりが灯されると月明かりのようになり、月に霞で霞月の間というわけです。右手の襖もあえて鼠色で薄暮を表現し引手にはコウモリの細工が施されています。壁の一部を塗り残し、荒れた農家の風情を表し、さびさびの表現がされています。(ホームページから)



和紙で仕上げた天井、床柱を省いた通し落とし掛け、縁側廊下には仙台松の一枚板が使用され(写真撮り忘れ)、時雨高欄など、細やかな細工が施されています
靴をはいてお庭に出ます。細長くて庭園というより通路ですが、変わった灯籠も置かれ、何より敷石が面白いのです。
下写真、井戸の横の丸い石は、てまり石とおっしゃっていたような、、、。これは大阪の大富豪、淀屋から手に入れたものだそうです。石臼を薄く切ったような石も多かったです。



石灯籠の傘の部分の白いものは ぼたん苔 非常に生育が遅く珍しいもの(ふつうはここまで育つのに100年かかるが、ここは条件がよいので、7、80年)


向こうに見えるのは知止庵

延段が意匠に飛んでいて楽しくて、下を向いて写真を撮り続けました。
この大霰こぼし?長楕円の石をいれて、いい感じです。


不老庵です。

崖の上に乗り出すように懸け造りで建てられています。楓が植えられています。青紅葉が爽やかで気持ちのいい光景でした。



臥龍淵を眼下に見る崖の上に懸り造りに建てられた数寄屋造りで、庵そのものを船に見立てて作られており、天井は竹網代一枚張りを船底の形のような形にしてあります。対岸の冨士山右端から月が昇り、天井に反射して部屋を明るくする巧妙な趣向が施されています。床には2間幅の仙台松の1枚板を使用し、2間の曲がり竹を落とし掛けにし、違い棚をつけない簡潔な仕上がりです。(靴を脱ぐのが面倒で上がりませんでした。そういうわけで床の写真が撮れていません。残念!)

入口縁続きに大徳寺庵孤篷庵に見るような素朴な意匠の茶室があり、外に出て裏に廻ると生きた槇の木を使った「捨て柱」が見られます。これは建築当時、懸り造りの基準に使われたもので建てられています。
マキの木も支えになっています。右端 蹲らしいのですが、横に何故か舟石が置かれています。

戻ります。先ほど通り過ぎた知止庵 もと浴室だったのをお茶室に改造しました。

潜龍洞 氷室です。

臥龍院までもどってきました。茅葺屋根がとても深いです。

臥龍山荘の存在はこれまで知りませんでしたが、じつに素晴らしかったです。お茶に詳しい方だともっと感動したでしょう。見学者は私たちだけでした。ここをコースにいれるなんてセンスがいいと思いました。
帰りは職人街を通って道の駅に戻りました。

道の駅で小休憩して
13:40 出発

宇和島 真珠の養殖がさかんだそうです。

15:10~15:30 道の駅みしょうミックで小休憩
トイレストップで道の駅にとまると、何かしら買ってしまいます。
いくつもトンネルを抜けましたが、これから少し行くとずっと海岸線を走ります。ずっと海がみられて幸せでした。



17:00頃 今夜の宿 足摺国際観光ホテルに着きました。
夕食までの間に主人は温泉にはいりにいきました。私は窓辺で海を眺めていました。ゴーゴ水の音はするので海の波かとおもったら、どこかに急流があるようでした。本当は潮騒をききながら眠りに着きたかったのですが、べたなぎの海でした。

お天気がいいので海の色が本当にきれい。

18:30から夕食 多すぎです!
食前酒 高知産果実のリキュール
前菜 バイ貝の煮つけ
御凌ぎ 浅利の炊き込みご飯
お造り 旬の魚の二種盛り
陶板焼き ヒオウギ貝、野菜添え
酢の物 カツオのタタキ、特製ポン酢かけ
冷物 四万十ポークの冷しゃぶサラダ
替り鉢 冷やし素麺
焼き物 土佐和牛サイコロステーキ
蓋物 四万十ウナギの茶わん蒸し
吸物 烏賊のつみれすまし汁
香物 二種盛り
果物


お肉もおいしかったのですが、一個しかおなかにはいりませんでした。

夕食のあと、9時から星空観測をしますから希望者は屋上へ、ということで出かけてみました。
もうびっくり、素晴らしい星空でした。横浜あたりですと、星は白っぽくしか見えません。ところがここでは星は黄色いのです。大感激!!
私は白内障の手術をしたおかげで目がよく見えるようになっています。教えられなくても北斗七星はすぐわかりました!
ふたご座とか春の大三角形(おとめ座のスピカ、牛飼い座のアルクトウールス、しし座のレグルス)なども教えていただきました。スマホに星座アプリをダウンロード(無料)しておくといいそうです。
波の音はきこえなかったけれど、幸せな気持ちで眠りに着くことができました。
(6209歩)
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