最近のトラックバック

2026年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

« 『カンナ京都の霊前』『京の怨霊 元出雲』 | トップページ | 『マッカラーズ短編集』 『弔いのダマスカス』 »

2023年6月24日 (土)

映画「青いカフタンの仕立て屋」

やっと体調がよくなってきたので久しぶりに桜木町まで映画を観に行きました。(23日)

モロッコ映画「青いカフタンの仕立て屋」です。

モロッコはもう20年近くも前になりますが、行ったことがあります。

懐かしくなって昔の写真や書いたホームページを見返しました。
旅路はるか~モロッコへの旅 (xrea.com)

モロッコーーー繊細なストゥッコ装飾やタイルで飾られた建物もあれば壁の崩れた家もあり、まばゆい金の装飾品やカフタンを売っているお店もあれば羊だか牛だかの足がぶらさがっているお肉屋さんもあり、と清濁併せ呑むという言葉は適切ではないのですが、まさにそんなごちゃまぜの強烈な世界でした。 

カフタンのお店の写真もみつけたので 載せておきます。

23062303

23062304

制作直売です。お手頃価格のものを売っているお店もあってツアーの方で買われた方もいらっしゃいました。私には大きそうでしたから買いませんでしたが、部屋着によさそうでした。このお店ではミシンを使っているようですが、映画では手縫いにこだわっていました。

舞台となった町は サレ。ブーレグレグ川をはさんで首都ラバトと隣り合う古代からの町です。眺めただけで行きませんでした。

青いカフタンの仕立て屋

6.16(金)公開『青いカフタンの仕立て屋』公式サイト (longride.jp)

23062301

上記ホームページより

父から受け継いだ仕立て屋で、極上のカフタンを制作する職人のハリム。昔ながらの手仕事にこだわる夫を支えるのは、接客担当の妻ミナだ。25年間連れ添った2人に子どもはいなかった。積み上がる注文をさばくために、2人はユーセフと名乗る若い男を助手に雇う。余命わずかなミナは、芸術家肌の夫を1人残すことが気がかりだったが、筋がよく、ハリムの美意識に共鳴するユーセフの登場に嫉妬心を抱いてしまう。湧き出る感情をなだめるように、ミナは夫に甘えるようになった。ミナ、ハリム、そしてユーセフ。3人の苦悩が語られるとき、真実の愛が芽生え、運命の糸で結ばれる。



ありのままの自分を許し、愛するストーリーの舞台となったのは、モロッコの首都ラバトと川1本隔てた古都、サレだ。コーランが響く旧市街には、新鮮なタンジェリンが並ぶ市場や大衆浴場(ハマム)、男たちがミントティーを楽しむカフェがあり、通路の上には大量の洗濯物がたなびくなど、素顔のモロッコがスケッチされる。また、愛する夫のためにミナが最後に作ったルフィサ(平たいパンの上に鶏肉と玉ねぎの煮込みを載せた特別なごちそう)や、食欲のないミナのためにユーセフが作った卵入りのタジン料理など、3人がほおばる愛情たっぷりの家庭料理も見逃せない
金糸を何本か束ねて細い日も作りそれをループなどにしながら生地に縫い留めていく、手仕事ならではの美しさ。人の手によるものなので左右対称にきちんと形作っていくのも大変そうです。青い生地に金色が映えて美しい。
 
 23062401

映画の始まりから殆ど最後までこのカフタンを制作しています。
ミナはどちらかというと気が強そうです。しっかり者で「早くして」など無理をいう客は追い払ってしまいます。職人気質の夫の一番の理解者で、満足のいくものを作らせるために心を砕きます。
23062403
こうして25年間支えあって暮らしてきたのです。ハリムはどちらかというと、気弱に見えます。自信をもって働けているのはミナの力あってこそのように思えます。
ところが助手として雇い入れたユーセフに夫がひそかに心惹かれていることを知ると、ミナは苦しみ、ユーセフに何かと厳しく当たり、意地悪をします。そうしてハリムに甘えます。
ミナのつらさ、誠実なハリムのとまどい、ユーセフのひたすらな気持ちを余すことなく描いていきます。
ミナは不治の病を抱えており、いよいよ体が弱ってきます。純粋で誠実なハリムは自分の裏切りがミナを悲しませたこと恥じ、献身的に介護します。やがてユーセフも手伝うようになります。、、、。

葬送の場面(書いてしまいますが不治の病だからいいでしょう)が非常によかったです。 
   
ミナの鋭い目、ハリムのとまどったような優しい目、ユーセフの魅するような目、三人三様の目が印象的でした。
23062402

新聞の紹介を読んでいたにも関わらず、モロッコ・ワクワク気分で観にいってしまいましたので、予想外に暗くて気が滅入る感じでした。中盤は特に疲れました。LGBT問題に向き合う映画で、マイノリティーとしての生きづらさ(特にイスラム教世界ではたいへんなことのようです)を理解すべきだったのです。
でも葬送の場面でやはりこの映画 スゴイな、と思いました。 

映画は12:45から約2時間、行く前に少しビスケットをかじった程度でしたので、横浜に出てずいぶん久しぶりにルミネの「アフタヌーンティ」へ
量ははいらないので一番軽いプレーンなクレープにしました。

23062302

久しぶりの外出、気が晴れました。

 

« 『カンナ京都の霊前』『京の怨霊 元出雲』 | トップページ | 『マッカラーズ短編集』 『弔いのダマスカス』 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

kikuko様
恥ずかしげも退くモロッコ旅行記まで載せてしまいました。行っておいてよかったの旅でしたのでつい。
この映画、思い返してみるとやはりいい映画でした。
私の観たときも、いつもよりあの映画館での入りも良かったように思われました。
ヨーロッパが舞台よりなじみにくいかも しれませんが、もっと観られていい映画ですよね。

 2日に観てきました。貴ブログを拝見しなければ見過ごしていたに違いないので、ご紹介を感謝しております。モロッコの旅行記も読ませていただいて、いろいろなことに気づかされました。マイモニデスはスペインで肖像を見ましたが、後半生は知りませんでしたし、ボウルスのことも感慨深いものがあります。

 映画の途中から、青いカフタンを誰が着るのかわかってしまいましたが、賑やかに歌いながら大勢の人々が連なる葬列と二人だけで広大な墓地に向かうラストシーンとの対比など、心に残る場面がたくさんありました。珍しく観客がたくさんいらっしゃいましたが、もっと多くの方に観ていただきたいと思います。、

kikuko様
重い映画ですが、いい映画だと思います。
テーマは別としてモロッコ感にあふれていいてその点では楽しめると思います。 
狭い路地、音楽、喧騒、モロッコ料理(残念ながら映画は町のにおいまでは表現できませんが)行ったことのある人間にとっては懐かしく、 いらしたことのない方には エキゾチックで魅惑的だと思われると思います。映画「モロッコ」とは違った庶民の生活がうかがえる映画にもなっています。

ご体調が回復されたとのこと、とても嬉しく存じます。モロッコというと、大昔に観た名画以外は全く未知の世界です。愉しいだけの映画ではないことを踏まえて、ブログを書き終えたら観にいきたいと思います。近くのお気に入りの映画館で上映しているのがわかりました。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 『カンナ京都の霊前』『京の怨霊 元出雲』 | トップページ | 『マッカラーズ短編集』 『弔いのダマスカス』 »