映画「エリザベート 1878」
昨日(7日)みなとみらいまで映画を観に行ってきました。助かったことに曇り空で、涼しいとはいえないまでも暑さを感じなくてすむ日でした。
観たのはエリザベート 1878 あの欧州宮廷一の美貌を誇ったという女性の話です。超期待!
エリザベート 1878
エリザベート40歳の1年を描いた作品、ということです。美貌のはずのエリザベート
これを演じているのが
40歳となって美貌の衰えを気にかけている、とは言え日本人感覚では美人の部類ではないです。
原題は「Corsage」コルセットです。
映画はコルセットをギリギリと締め付けるところから始まります。「もっともっと」何センチ(インチかも)かはかり、また体重も記します。
「我が勤めは帝国の命運の支配、君の務めは象徴だろう」と皇帝。皇后はひたすら美しくあれ、望まれるのは美貌のみ。
ハプスブルク帝国が最後の輝きを放っていた19世紀末、「シシィ」の愛称で親しまれ、ヨーロッパ宮廷一の美貌と謳われたオーストリア皇妃エリザベート。1877年のクリスマス・イヴに40歳の誕生日を迎えた彼女は、コルセットをきつく締め、世間のイメージを維持するために奮闘するも、厳格で形式的な公務にますます窮屈さを覚えていく。老いに向き合い、皇妃を縛り付ける「コルセット」や皇室の厳格な伝統、そして世間の理想像から自由になることをこころに決め、、、(チラシの解説より)
1878年、40歳のエリザベートは美貌だけが求められる立場に反発するかのように、イギリスへバイエルンへ旅をし、馬の指導員と親しくなったり、バイエルンのかのルードヴィッヒと懇ろになったり、と奔放な生活を続け、あいまに精神病院を慰問もします。不安定な心の現れでしょうか。かなりあからさまな描写もありますが締め付けへの反発かもしれません。
美のアイコンではなく人間性をもとめた一女性としてのエリザベートを描いた作品としては評価できると思いましたが、正直いって好みの作品ではありませんでした。
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