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2023年9月21日 (木)

この頃『覇王の家』

この前ブログアップして以来読んだ本は司馬遼太郎の『覇王の家』のみです。このところ華流ドラマにはまってしまって、ひねもすパソコンの前に座っております。50話を4日くらいでみたこともあり、もう時空の感覚がおかしくなってしまうほど。

逆に言うとそれだけ日本のドラマが私には面白くないということです。若者向けはいくつもありますが、今更ですものね。
鳴り物入り?ではじまったVIVANTも、いきなり砂漠から始まって訳の分からないうちに、、、。私は堺雅人さんのあのちょっと高いトーンの声が苦手なのです。倍返しの時はあまり違和感は感じられなかったのですが、、、。私は音に敏感なのです。

ということで華流。(韓流の歴史ものはもう見つくしました)
近いけれど遠い国の昔々の話ですから空を飛ぼうが、水の上を歩こうがすべて許せます。五胡十六国、北魏あたりの時代。歴史地図など広げて楽しんでおります。

読書の方は

覇王の家』司馬遼太郎著 新潮文庫

 23092001
「100分de名著」という番組はみていないのですが、ついでにテキストも買ってしまいました。ところがこのテキストを読んでしまうと私などがこの本についてあれこれ書くなんてとんでもない、という気がして書かずにいたのですが、blog空白期間も長いので、とりあえず読みました、ということだけでも書いておこうとパソコンを開いたわけです。

私は 司馬遼太郎の作品は『街道を行く』シリーズを何冊か読んだことがあるだけです。読み始めてすぐ語り口が『街道を行く』と同じなのに気が付きました。語り手が正面に出ているのです。私の見たこの場所はこうだった、と話しているような感じで語っているのです。

話は家康より八代前の松平家初代が三河の奥地に定着したころから始まり、ほぼ小牧・長久手の戦いまで(ここは面白かった)。上洛してほしい秀吉がじりじりしているところから飛んで、最期の時を語って終わりです。

家康の人となり、支える三河衆についての記述がなるほど、後年天下を取れる下地はここにあったのだと納得させられました。

家康はなかなかはっきりものを言いません。

臨済寺住持、太原雪斎は≪天才でないものは己の知を張りださず、ひとのよきものを学び、それによって生涯粗漏のなきことのみを考えてゆくべきものだ≫と説いています。→人質として子供時代長くすごしたことが力になっているのですね。

三河という地は京風公家文化を取り入れている今川と商業の尾張の間にあって中世的なところだ、と書いています。
≪後進地帯で、国人が質朴で、困苦に耐え、利害より情義を重んずるという点で利口者の多い尾張衆と比べて極めて異質。若殿が人質としてとらわれて行ったことは、この酷薄な乱世のなかでは珍しいほどに強固な主従関係、というよりもはや共同の情緒をもつ集団をつくりあげて行ったことに、大いに役立っている。≫
この小集団の性格が、のちに徳川家の性格になり、その家が運のめぐりで天下をとり、三百年間日本国を支配したため、日本人そのものの後天的性格にさまざまな影響をのこすはめになったのは、奇妙というほかない。 ふむふむ。

本はなかなか面白かったのでずっとみるのをやめていた「どうする家康」をこの前見てみました。

びっくり、美少年が中年になり(多少タヌキ風?)山田裕貴いや本多忠勝がパパになっていました!

井伊直政は美少年のまま。人質として送られていた秀吉の母が舐めんばかりにかわいがっていて笑わせられました。

久しぶりの大河、楽しみました。

 

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

aiai様
シーラッハは多分『コリーニ事件』と『犯罪』を読んだことがあるだけです。良かったという記憶はあるのですが、もう忘れています。また読んでみます。
今ようやくウリツカヤを読む気分になれて、『緑の天幕』を購入したところですが、あまりの分厚さにボーゼンとしております。もう一冊クレストブックスから『トリック』というのも選んでみました。読書の秋、楽しみです。映画もよさそうなものが色々あって、体調が良ければ出かけたいところです。
また色々ご本の紹介をお願いします。

私も100分で名著は、観ているのですが、司馬遼太郎氏の小説は、あまり読んだことがありません。好きなのは、「街道をゆく」のシリーズで、司馬さんの語り口にもなじんでいました。現在放映中の大河は、違和感を感じながらも欠かさず観てしまっています。築山御前の描写は、納得できませんでした。「覇王の家」は、読もうかどうしようか迷っています。三河については、地理的にも歴史的にも深く知りませんので、少し興味が湧きました。今、フォン・シーラッハの新しい本(かなり薄い)読みまして、人間の不可思議さに驚いたところでした。

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