奥志賀へ 1 長野県立美術館(東山魁夷館)
新型コロナが5類へと移行して日がたつにつれ、罹患の心配が後退したのか、海外へお出かけになる方も増えているようです。お友達もお二人お出かけになります。私はもう海外は卒業。(負け惜しみではなく)未練はありません。体がいうことをきいてくれなくなっているのです。でも気分転換にどこかへ出かけたい気持ちはあります。
せっせと観光するのは無理、ということで、高原のリゾートホテルに泊まりに行くことにしました。
旅行会社のパンフレットを見ているうちに昔行ったスイスの山のホテルに似た造りのホテルを見つけました。
奥志賀グランフェニックスというホテルです。
ツアーではハイキングをするようです。でも私は歩けないので、個人で行くことにしました。長野駅までホテルのシャトルバスのお迎えがあるので、団体旅行でなくても簡単に行けます。
観光なしのつもりでしたが、折角長野に行くのですから、県立美術館で東山魁夷の絵はぜひ見たい、それでシャトルバスのお迎え時刻よりかなり早めに行くことにしました。
9月26日(火)
7:00家を出て7:09バス 9:30 東京駅着
10:24発のチケットを取っていたが早すぎたので、窓口で変更してもらって9:56発かがやき523に乗ることにしました。
9:56→11:13長野。 上野の次に大宮に泊まると次はもう長野。座席は三人がけのところを窓際と通路側というとり方にしました。真ん中はよほど混まない限り座る人は来ないはずなのでラクでいいのです。
朝主人は普通に朝食をとってきたのですが、私はフルーツだけ。車内で朝食がわりにカロリーメイトを一本。
長野駅改札口は一つ、出たすぐ左にコインロッカーがありました。キャリー用は一つ500円。京都では1000円です!
朝食がいい加減でしたから、はやめですがお昼。やはりお蕎麦です。
駅に平行してMIDORIというレストランや県の名産品を売っていいるお店の入ったビルがあります。
その3階で みよ田 というお店に入りました。
てんぷらなどはいらないので巴せいろ、という、たれが三種類のものにしました。
たれが ゴマ汁、とろろ、おろしの三種類、お蕎麦もこしがあってとてもおいしかったです。
ここで出された冷やしそば茶がおいしかったので帰りに一箱求めました。
結局、帰りもここに入って同じものを頂きました。この写真は帰りに撮ったものです。
おなかもいっぱいになったところで、外に出て、、、バスもあるらしいのですが、タクシーで県立美術館に向かいました。最後は小高い丘のようなところにあがっていったので、バス停がどこか知りませんが、タクシーにして正解だったような気がしました。(1800円)
長野県立美術館 東山魁夷館 (12:26から 13:00)
時間の制約もあるので、東山魁夷館だけにしました。特別展として池田満寿夫展をやっていましたがパス。
本当は御射鹿池の向こうを走る白い馬の絵(タイトルは緑響く)がみたかったのですが、別の期間(第一期)の展示で観ることはできませんでした。第Ⅳ期の白馬の森、もすてきです。
東山魁夷というと、どこか夢の中で見たような景色を思い浮かべるのですが、油絵をめざしたこともあったそうで、絵具をもり上げた様なタッチ、はっきりした色使いの作品も多かったです。
他に来館者は一組だけ、その方ともどこかでわかれてずっと二人でした。
買ってきた画集
表紙の絵は「夕星」1999年 これも実にいいです。実物が観たいところです。
気になった作品を少し画集からお借りして
「山谿秋色」1932年
「静唱」1981年 もう少しあおみを帯びた色でした。うっとりするような美しさでした。
「秋思」1988年 これもすてきでした。
「静かな町」1971年
このほかアブストラクトな作品もありました。夢で見たような景色だけでなく色々こころみていたのですね。
調べてみると、カスパー・ダーヴィット・フリードリッヒを日本に紹介したのが東山魁夷だそうです。フリードリッヒの方が昏くて重く寂しいですが、どこか似た雰囲気もあるかもしれません。
この美術館、建物も素敵です。
見終わった先にあったロビー。 東山魁夷館は谷口吉生設計
今回見られなかった作品を観に絶対また長野に来よう!と思いました。
魁夷館を出ると右手に善光寺
こちらが本館
うっとりと素敵な絵をながめて過ごした後は「折角だから善光寺も行こう」
善光寺は次回に
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