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« 修善寺へ 2日目 その2 修善寺から三島へ | トップページ | 『ストーンサークルの殺人』 »

2023年11月10日 (金)

山種美術館へ

春、京都に行ったとき、地蔵院で«五色散り椿»を見ました。この散り椿を見て描かれた速水御舟の絵があります。

タイトル「名樹散椿」は山種美術館が所蔵しているのですが、常時展示されているわけ
ではありません。今回の特別展でそれが展示されることが分かって出かけられる時を見計らっていました。
主人に話すと「行く」というので一緒にそのうち出掛けることにしていました。
昨日はこの日(11月9日)まではお天気がいい、という最後の日でしたから、思い切って出かけることにしました。体調が気になって出るのが心配ではあったのですが、支度を始めると気持ちが明るくなって気分もよくなってきました。

山種は美術館としては横浜から行くには近いほうです。恵比寿からはバス利用(日赤行二つ目の停留所)がラクです。

10:45に家を出て、12:20 美術館到着

先ず先に食事です。にゅうめんです。おなかにやさしいです。

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12:50ごろから会場へ
今回は聖地巡礼というタイトルで北海道から沖縄まで各地で描かれた絵を展示しています。それぞれの絵にはそれが描かれた場所の写真が添えられていました。聖地巡礼、というわけです。

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私は日本画、といっても富嶽百景とか浮世絵のような江戸期のものは苦手、明治以降の近代のものが好きです。山種は近代・現代のものを多く所蔵しているようです。今回は全て昭和期の作品でした。

奥村土牛、東山魁夷の作品が多かったです。
チラシ裏より

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カメラ不可のうち一枚だけOKのものがありました。
奥村土牛 「山中湖富士」

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素敵な絵はたくさんありましたが、私は特に気にいったのは(買ってきたカタログからなのでページがまるくなっています)

奥村土牛 「吉野」

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優しい色でうっとり。
これが印刷された マルチクロスも売店で買いました。

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奥村土牛 「醍醐」 醍醐寺 三宝院玄関脇の枝垂桜(私は2021年春にいったのですが、もう殆どは花は終わっていました)。これもとてもきれいでした。マルチクロスの裏はこの醍醐でした。

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速水御舟 「名樹散椿」

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葉室麟の小説『散り椿』 文庫本のカバーにもつかわれているので絵そのものはよくしっていますが、実物を見るのは初めてです。驚きました。ずいぶん大きいのです。襖4枚です。

絵のことをあれこれ論ずることはできないのですが、やはりこの左になびいているような構図がいいな、と思いました。

京都 地蔵院の桜がモデルです。当時は樹齢400年の古木でした。これは枯れてしまって今年三月に私が見たものはそのDNAを受け継いだ二代目です。三月下旬、今年は暖かくなるのが早くて、この五色八重散り椿は少し黄変していました。

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御舟の絵は花の数をへらして 赤、白赤・白交じりなどを描きわけています。

作品数は49、でもショップの奥の部屋にもあることに気付かず結局みたのは42枚。
柔らかい色彩のものが多く心安らぐ空間でした。
みおわってショップで図録 マルチクロス、一筆箋などをもとめ、カフェでいつもお菓子をいただきたいと思いながらおなかがいっぱいではたせなかったので今日は「椿」をテイクアウトしました。 

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13:40に出ました。

買ってきた「椿」で夜のティータイム

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甘くておいしい! 

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

kikuko様
山種美術館はさほど広くないので体に優しいですね。さほど数多く行ったわけではありませんが所蔵作品も私のこのみにあっていて好きな美術館です。
今回もほどほどの人の入りでゆっくり鑑賞できました。
たしかベンチがあったのは「名樹散椿」の前だったはずです。
椿の季節の展示かとおもっていたのですが、東山魁夷が気になって美術館ホームページをひらいて 今期の展示を知りました。
新聞に案内がでていなくても 時折 美術館のscheduleをチェックする必要性を感じました。 

 イタリア文化会館に通っていたころは、あまり日本画に関心がなくて素通りしていました。広尾には何度か行っておりまして、「名樹散椿」も何年か前に拝見しましたが、次の機会が恵まれるかどうかわかりませんので、行ってみようと思います。しっとりとしたいい美術館ですね。マルチクロス、欲しいです。上京してきたときにこの美術館に案内した姉がまた手術・入院となりましたので、お見舞いがてら関西の秋を楽しんできます。
 当初のプランでは昨日と今日、宿泊する予定だった東北のお宿が2軒ともSNSに雪景色をUPしていて、キャンセルしてよかったと胸をなでおろしました。

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