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2024年4月12日 (金)

映画「パスト ライブス / 再会 」

14月11日(木)
旅blogを書くのが面倒になってきて気分転換に久しぶりに映画を観てきました。

少し前に新聞に評がでていた韓国の恋愛映画です。この年になって恋愛映画もないですが、評がとてもよかったので行きました。

パスト ライブス / 再会

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ソウルで12歳のナヨンとヘソン、二人はクラスで1番を競い合う仲良し。

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ところが、ある日突然ナヨンの両親はカナダ移住を決意し、引っ越して行ってしまいます。置き去りにされたヘソン。

その12年後、ヘソンが自分を探していることをSNSで知ります。ナヨンは移住に際してエレアノール(レナ)と名前をかえていたのでなかなかみつけられなかったようです。スカイプ(多分)を通じての交流が始まります。
毎日のようなネットによる交流、しかしある日、レナは仕事に力をいれたいから1年くらい交流をやめよう、といいます。
その後もときおり交流はあったようです。その後レナが結婚してニューヨークに住んでいることも、ヘソンに恋人がいることもお互い知っています。
恋人と別れたヘソンはナヨンに会いにいくことを決意します。

24年後のある日 ヘソンはナヨン(ヘソンにとっては今もナヨン、レナ)に会いにニューヨークにやってきます。
或る距離をおいて向き合いみつめあう二人、かなり長い間むきあって、その後ハグしてでもお互い「ワー」としか言いあいません。

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ニューヨークに初めて来たからか、照れくさいのかちょっとヘソンはおどおどした感じで上目遣いにみている感じです。レナは颯爽と歩いています。

おいてきぼろりにされた感のあるレナの夫アーサーの心情は少し複雑です。
自分は彼女にとっていったい何だったのか?「彼は記憶の中の子供だった、ただ会いたかっただけ」とアーサーに告げるのですが。

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二人でニューヨーク見物。少しずつ話すようになったヘソンはずっと好きだった、ただ君に会いたかったと話し、この時をいとおしく思うようにゆっくり歩きます。
あのままソウルにいたら僕たちつきあっていたかな?結婚してたかな?  

アーサーとは成り行き、グリーンカードを得るための便宜上、といったこともありましたが、いまさらこの結婚、いや今の生活を壊す気持ちはレナにはありません。

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想いを残してヘソンは去ります。

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レナもまたつらい思い、それを包み込むアーサー。
三人三様の想いをえがきだしていました。

見知らぬ二人が街角で袖が触れたら、8000層のイニョン(因縁、運命)が二人の間に結ばれたということ

バックに流れる物憂い感じの音楽もいいです。

かわす言葉もいいですが、無言のうちにむきあう、並んで歩く、それだけで、とてもすてきなのです。

静かで切なくてきれいな映画でした。

 

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