島根旅行5日目ー1 出雲文化伝承館その1
3月19日(火) 今日は帰る日です。
6:55 朝食
今日は午前中出雲文化伝承館に行き、午後は雲州平田に行くつもりでした。
伝承館は電車だと最寄りの駅からは徒歩20分かかるので、直接ホテル前からタクシーで行きました。
所要時間は15分くらいだったでしょうか。
出雲伝承文化館 (9:15から10:25)
出雲の伝統を今に伝え出雲の歴史と文化に触れる機会を、ということで作られています。
出雲平野の大地主であった江角(えずみ)家の母屋と長屋門、庭園を移築したほか、松平不昧公(ふまいこう)が愛用した茶室「独楽庵(どくらくあん)」と露地、現代数寄屋建築の茶室「松籟亭(しょうらいてい)」文化財や美術品の展示施設、そば処があります。(案内より)
あの長屋門から入ります。
この道奥の入り口から入ります。
もとはこのように豪壮なお屋敷だったようです。
靴を脱いで室内へ お庭は室内から鑑賞します。
雲州流庭園の特徴
冬の強い季節風を防ぐために敷地の北と西側に築地松が植えられます。庭は表座敷(客間)の南側にもうけられ、西側にも広がりL字型になります。主木はクロマツで常緑樹を添えます。また砂を敷き詰めた枯山水庭園ですが、築山や石組みは控えめで、巨大な短冊石や踏み分け石と飛び石などはやや高く据えられ、平面構成を重視する傾向にあります。このほか蹲、手水鉢などが配されており、茶庭の要素もうかがえます(案内pamphletより)
南側
立派な蹲です。踏み分け石、よく大きな平たい石をみつけたものです。
左が主木であるクロマツ。その奥に三尊石風な石組がみられます。
滝石組のようです。この長尺(長さ4.4m)の短冊石、二枚このようにずらして並べるのを筏打ちというそうです。
流れは続いています。枯山水ですね。西庭になります。
流れの続き
竹の高い手水鉢が置かれています。奥に見えるのは羽根屋というお蕎麦屋さんです。この日は休業中。この日は他に相客無し。二人きりでしたから、仕方がないでしょう。朝が早いのでここでいただくつもりはなかったので支障なしです。
時間的には前後しますが、独楽庵から戻ってきた時反対側から眺めることが出来ましたのでその時撮った写真もここで載せておきます。
こちらの蹲は木の陰になっていてお部屋からは見えませんでした。
正直言って独楽庵よりすっきりしていてホットしました。
もう一度お庭を眺めて
少しお部屋を拝見
中央は仏間です。
一度出て独楽庵へ向かいます。
松江藩松平家7代藩主で江戸時代を代表する茶人でもある松平不昧公(松平治郷)が江戸大崎の下屋敷に作庭した露地(1806年頃)を復元したものです。
三関三露と言われ、上図のように外露地、中露地、内露地があります。
前庭から外露地に入る門には「独楽庵」の額(右から書かれています)
外露地には(左)下腹雪隠と(右)袴つけ
蹲(横は雪隠なんですよね、フフフ)灯籠は龍安寺灯籠と名札が付いていました。
続いて中露地へ
奥の通行止めのある塀が四角くくりぬかれています。
「中潜」です。ここから内露地がのぞけます。
反対側から見ています。
灯籠は雲庵型石灯籠だそうです。写真左にほんの少し見えているのが「腰掛待合」です。
内露地に行くには延段の先の入り口(出口?)から一度外に出ます。
写真が多くなってきましたので、とりあえずここで切ります。
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