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2024年8月 6日 (火)

『ワニの町へ来たスパイ』ジャナ・デリオン著

今日は広島原爆の日。政治に殆ど目を向けない人間ですが、このような世界情勢においてはやはり今日という日の意味を改めて考えたくなります。アメリカの大統領選挙の行方も気になります。

心は重くまたこの暑さ、結局お手軽読書に逃げ込んでおります。

先に読んだのが『救出』スティーヴン・コンコリー著 扶桑社 
元海兵隊員ライアン・ステッカーあることから ロシアン・マフィアに懸賞金をかけられて逃げ回るのですが、どうやらそれ以外からも命を狙われているらしい。人身売買の組織からです。人身売買撲滅にかかわる人からの支援を受けながら、逃げるだけでなく彼らに鉄槌を下そうとするハードな戦い。
ハード過ぎて読むだけなのに疲れてしまいました。 

もうこの手はだめ、お気楽なものでなければ

ワニの町に来たスパイ』ジャナ・デリオアン著 創元推理文庫

  24080601
『救出』のライアン・デッカーのように、狙われる身となったCIA秘密工作員レディング・フォーチュンは一時潜伏することになり、ルイジアナの田舎町にやってきます。
編み物が趣味の図書館司書サンディー・スーとして。
亡くなった大叔母の家に滞在することになります。勿論フォーチュンの本当の大叔母ではないのでどういう人物かは知りません。
何事もないはずの南部の田舎町。
家に着くと既に大叔母の友達ガーティが待っています。老犬も。ところがこの老犬が家の前の川の汚泥の中から骨を見つけ出してきます。人骨のようです。
そうして危ないこととははかかわりなくひっそり暮らすはずのフォーチュンは大叔母のお友達のおばあちゃまたちと事件に巻き込まれていきます。
怪しんでいるのか、気があるのか、気が付くとそばにいる保安官補もきになります。
ウイッグを藪にひっかけたり、川に落ちたり、爆笑ものの珍捜査。

楽しく時間を過ごすには持ってこいの小説、とシリーズを数冊注文してしまいました。

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