『金庫破りとスパイの鍵』 アシュリー・ウィーヴァー著
病室での徒然に読んだのは
『金庫破りとスパイの鍵』 アシュリー・ウィーヴァー著 創元推理文庫
以前読んだ『金庫破りときどきスパイ』の続編です。
本文の案内から
第二次大戦下のロンドン。テムズ川で、鍵のかかったカメオ付きのブレスレットをつけた女性の遺体が発見された。金庫破りのエリーは軍情報部のラムゼイ少佐の依頼でそのカギを開錠する。カメオからみつかったものと女性が毒殺されていたことから、彼女はスパイ活動にかかわっていたと判明。エリ-は少佐に協力し、殺人事件の謎と、死んだ女性の背後にいると思しきドイツのスパイを探りだすことに。手がかりは、女性が隠し持っていた宝石と、小さな時計の巻き鍵だけーー。
エリー・マクドネルは両親が亡くなっていて伯父のミックと暮らしています。ミックは錠前師で、仕事についていって見ていたエリ-も錠の仕組みを熟知しています。錠を開けることが出来るのですから泥棒もできるわけではあります。その開錠の腕を見込んで少佐に手伝いを頼まれることになったのです。一分のすきもない素敵な少佐にマクドネル家の家政婦ネイシーはエリ-とむすばれることを願っています。でもエリ-にはフェリックスという恋人がいるのです。
少佐とエリー、エリ-とフェリックスの関係の方が謎ときよりも気になったりする楽しいお話でした。
« 救急車 | トップページ | 『檜垣澤家の炎上』 長嶋恵美著 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 『スパイ学校の新任教官』スーザン・マクニール著(2024.09.29)
- 『なぜガザは戦場になるのか』(2024.09.21)
- 『檜垣澤家の炎上』 長嶋恵美著(2024.09.03)
- 『金庫破りとスパイの鍵』 アシュリー・ウィーヴァー著(2024.08.31)
- 『生きるか死ぬかの町長選挙』 ジャナ・デリオン著 (2024.08.14)
コメント