『宿敵の剣』 小杉健司著
フォーチュンのワニにの町シリーズを買ったとき、ついでにひょいと一冊買ってしまった本です。 時代物もいいかと思って。
それで、ワニ・シリーズは中休みとしてこちらを読んでみました。
『宿敵の剣』はぐれ剣士・松永九郎兵衛 小杉健司著 幻冬社 時代小説文庫
何故これにしたのか、理由は思い出せません。ともかく読みました。
裏表紙の内容紹介より
浪人の九郎兵衛の妹・お紺が一万八千石の葛尾藩主の側室となり、懐妊。その陰で、藩では目付と剣術指南役が壮絶な権力争いを繰り広げ、死人も出ていた。お紺を盾にし目付にやむなく従う九郎兵衛。指南の配下には九郎兵衛がかつて剣術の勝負で敗れた狡猾な男がおり、再び相まみえるが、、、、。一匹狼の剣豪が江戸の闇を暴く傑作時代ミステリー。
シリーズものなので、この本より以前の段階で浪人になっているらしいのですが、途中から読む者には事の次第は分かりません。
ともかく浪人ですが、剣の腕前はものすごいらしいです。その腕を買われてある人物の護衛を頼まれます。断れば妹がどうなるか、、ということでやむなくく引き受けるのす。
どこかに仕官しているわけではないのですが九郎兵衛は武士としての筋は通す人です。護衛をしながらもどうやら謀られているらしいことを感じます。案の定、道中でおそわれるのですが、どうもおかしいのです。お家乗っ取りの様相もあり、、、。
私は時代小説をあまり知りません。最近何冊か読んだのは砂原浩太朗作品です。
それらに比べると、人物に膨らみがないような気がしました。剣術一本やりという感じなのです。
というわけで好みではなかったです。
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