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2025年5月31日 (土)

椿山荘で蛍

29日から30日、椿山荘に一泊してきました。

遠出が出来なくなったら椿山荘に蛍を見に行こう、と以前から決めていたのです。 

蛍って子供の頃、母の実家近くで見に行った記憶はあるのですが、見にいったという記憶だけで実際に「ホタルを見た」という記憶はないのです。

ホテルは午後3時過ぎればいつでも入れます。このアバウトでいい、というのは気楽です。
お昼過ぎに娘から贈られた杖をつきながら家を出ました。湘南新宿ラインだと最寄り駅から直に池袋まで行けます。
池袋からタクシーでまっすぐ椿山荘には向かわないで、母校を廻ってもらいました。方向からすると行きだと大学は道路を隔てて向こう、本当は門の前で記念に写真をとりたかったのですが、残念。道路の向こうから門の写真を撮っただけです。
木がものすごい大木になっていてビックリしました。

4時半ごろ椿山荘到着
明日は私の誕生日です。ホテルのスタッフさんたちのおめでとうの寄せ書きを頂きました。

広いホテルなので恥ずかしかったのですが、車椅子をお借りしました。

すぐお部屋へ
広くてゆったり。海外では結構いいホテルにも泊まりましたが、国内ではこれほど素晴らしいホテルに泊まるのは初めて。 
わくわくしました。

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お部屋だけでなく水回りというか化粧室などもとてもゆったり。バスル-ムとシャワーブースも別になっていました。
ただこのお部屋椅子はあってもクッションというものがなく、椅子もベッドも私には少し固めでした。

椿山荘には以前お友達とランチに来たこともあり、その際お庭も散歩したのですが、主人は初めてなので、早速庭園散歩。
私はお部屋に残り、ここで読み始めたいとおもって届いてもまだ読まずにいた本を開きました。

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最近は時間を決めて雲海というものを出現させています。上写真中央右寄り少し明るくなって白いところがそうです。

歩くのが大変なのと残すのがはずかしいので食事はお部屋でルームサービスをお願いしました。お部屋なら
ゆっくり時間をかけていただけます。
私は松花堂弁当、主人はお刺身御膳です。 

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ローストビーフが美味しかったです。他は普通。
やはりレストランに行った方が美味しいものがいただけたのかもしれません。

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夜の雲海

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蛍を観にお庭に出ました。車椅子でもかなり行けました。
光が弱いので写真はとれなかったため案内パンフレットの写真を載せます。

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これは誇張されていますが、かなり強い光で輝いていました。 感動!

翌朝は9時にルームサービスをお願いしました。

主人はアメリカンブレックファースト、 私は焼き林檎とペカンナッツ添えフレンチトーストとフルーツです。

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フレンチトーストは甘くておいしかったのですが、量が多すぎでした。 普段私はトースト二分の一枚なのです。林檎は皮つきでした。胡桃の薄いようなのがペカンナッツのようです。(胡桃とは味が違いました)

お土産を買いにショップに行きました。
カレーとクッキー。 配送を頼んだのはゼリーセットです。

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12時にチェックアウト。 12時38分の湘南新宿ラインに乗れました。

最寄り駅で例のごとく崎陽軒のお弁当を買って帰ってお昼。

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イベント終了です。 
あと一つ泊まってみたいホテルがあります。そこへ行けばもう外出はしないつもりです。
お嫁さんから、一昨年のように皆で泊りがけででかけましょう、というお誘いがきてはいるのですが。

2025年4月17日 (木)

角館二日目

  7時30分起床
小雨でお天気はよくありません。
折角の温泉なので、主人はさっとひと風呂浴びました。

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朝食は9時に予約してあります。

お食事室に向かう時、早くも終えられた方とすれ違いました。
やはり個室(簡易仕切り)ですが、昨晩とは違うお部屋でした。
昨夜は暗くて外が見えませんでしたが、お部屋の前は石庭になっています。
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飲み物は蜂蜜酢と豆乳。
さっぱりしておいしかったです。
右のお鍋は豆乳湯豆腐です。

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右上の御櫃にはごはん。あきたこまちだそうですが、おかゆがあるのでそこまでは入りませんでした。
デザートとして出たのが「あさづけ」秋田名物らしいです。少し酸味があっておいしかったです。 白いのは米粉だそうです。 

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美味しくいただいて、9時半過ぎにお部屋へ。 
タクシーは10時半にお願いしてありますので、少しのんびりして、出発。

角館旅行の予習として映画「たそがれ清兵衛」をアマゾンプライムでみておきましたので、その撮影現場となった屋敷をみるのも楽しみでした。が。

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武家屋敷の一つ青柳家まで行ってもらいました。10分くらいでした。
薬医門 上級武士でなければ許されない重厚で格調張高い門です。
 

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「侘桜」の社長さんが青柳家ももっていらっしゃるそうで、宿泊者は入場料が無料になります。

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ざっと見て回るのに20分くらいだそうです。②の母屋から時計回りに進みます。

母屋 築200年。 厄除け、火除けの意味を持つ鬼板や懸魚で飾られています。

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ここは靴を履いたままで見学できるので助かりました。

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台所用品、「調度品。刀剣類、鉄砲、刀のつばなどの展示品がありました。

解体新書の附図を描いた小野田直武は青柳と婚姻関係にあるとかで、この人の資料館が母屋の横にありました。 
直武は平賀源内に師事して秋田蘭画を確立しました。


神明水

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ハイカラ館のカフェで一休み。

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行動的な主人はさっさと飲んで、モゾモゾ。それでお互いマイペースで、ということで主人は観光。 私はタクシーをよんでもらって、駅へ。結局街並み観光なしでした!

主人が撮った写真から

石黒家 角館で最も格式の高い家だそうです。

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メインより一本外側の通りにある松本家。 下級武士の家は黒い板塀ではありません。「たそがれ清兵衛」でも使われました。

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岩橋家 「たそがれ清兵衛」では宮沢りえ扮する朋江の家でした。 中級武士の家

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枝垂れ桜。咲いていたらどれほどみごとなことか!

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桧木内川 堤の桜のつぼみもまだかたい。ちなみに去年は4月12日が満開だったのです!!

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駅、改札口の横にある待合室(スーパー・ニューデイズが横にある)は木のベンチではなく布張りでとても座り心地のよいものでした。後ろをみましたが、メーカーはわかりませんでした。家でも使いたい、と思ったのですが。

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結局私はここで2時間くらい過ごしてしまいました。

13:50  こまち24号乗車

買っておいたお弁当でお昼です。

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御飯がちょっとパサパサでした。
17時過ぎ東京駅到着。
混雑時ですからグリーン券もあらかじめ買って乗った電車がなんと品川どまり、 横浜方面に行く電車とは違うホームにとまったので、難行苦行。ようやく乗れて、最寄り駅へ。ところが折からの雨でタクシー待ちが15分くらい?
ヨロヨロ状態で家にたどり着きました。やまほど買ってある越塚のレトルトカレーとパックライスで夕食。
私には不十分でしたが、とにもかくにも角館には行った!ということにしました。
これがきっと最後の遠出になると思います。

お土産は駅横の観光会館みたいなところが充実していたらしいです。 主人にそこにいくようにいわれていたのですが、面倒で駅待合室の座り心地の良い椅子から動きませんでした。買い物好きの私は今になって残念に思っています。 大したものは買っていません。

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いぶりがっこのクリームチーズマヨ。今朝もパンに着けて頂きました。 マヨネーズの酸味にいぶりがっこのコリコリ感、なかなかいいです。
イブリガッコとは燻製した大根を米ぬかにつけこんだものだそうです。 がっこ、とは秋田方言で漬物を意味する言葉です。 
右上白いものは お焼きです。

2025年4月13日 (日)

角館へ

古い家並を残す町として知られる角館、一度行ってみようかしら?と考える方も多いと思います。
そこで私たちも、と出かけてきました。
当初は夏瀬温泉と合わせて2泊の予定でしたが、 川沿いの狭い道を行くらしいので、怖い気がして一泊旅行にしました。

宿を決めたのは去年の秋、春には体調もよくなっているでしょうし、多分桜も、、 ところが体調は何とかぎりぎり、桜は今年は寒さが長引いたこともあって、まだつぼみもかたいままでした。

4月10日

朝9時過ぎに家を出てバスで最寄りの国鉄駅へ。 
この時間だと電車はガラガラというわけではありませんがゆったり座っていけました。
東京駅に着いてもまだ発車まで50分ほど余裕があったのでゆっくりお弁当が選べました。
11時20分発こまち19号に乗ります。

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切符は当日でも買えたのではないかと思うほどで、並び席もいくつか空いていました。この秋田新幹線の座席は2-2です。
あまり感じませんでしたが、少しゆったり目なのでしょうか?
車内でお弁当って旅の気分がもりあがって
なんだかうれしいものです。

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おいしかったです。

盛岡から直角に左に曲がって田沢湖方面にむかうのですが、途中まだ雪がかなり残っていました。
3時間の列車の旅は少々長く感じられ、14:20について観光の予定でしたが、乗っているだけでくたびれてしまったので、そのままタクシーでお宿に向かいました。15分くらいかかったでしょうか。
駅から少し行った商店街は見事にシャッター街になっていました。 

大手スーパーができるとそれまでの小売店は店を閉め、スーパーははやらないとさっさと引き上げるが、もうその後個人商店が店を開くことはないそうです。住んでいる方たちお困りではないでしょうか?
少し行くと、このあたりは商人町、その先が武家屋敷の通り。有名な武家屋敷の説明をしてくださりながら進みます。川をこえると畑道、まもなく山の中へ

実を言うと私は角館観光よりこのお宿「侘桜」に泊まることの方が主目的。
山の中の一軒宿で全10室です。
茅葺屋根のどっしりした門です。
↓帰りに撮った写真です(翌朝は雨でした)

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ラウンジでお茶、です。 桜の花びら漬けの塩あじがきいていておいしかったです。

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そのあと名前を書いたりなんだり。 
そうしてお部屋に案内されます。 

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東雲という名前のお部屋でした。母屋(バーカウンターとあるところ)からかなり遠いです。 
15時15分ごろ、お部屋到着

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奥の椅子セットのところと手前、畳のミニテーブルのまわりだけ床暖房で温かかったです。

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奥のお風呂は温泉で半露天。庭に面した鎧戸は閉められます。(寒いから閉めました)

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外にみえているガラス戸のところがお風呂。

さてゆっくり読書タイム、と思っていると周りを見に行った主人が明るい内に庭を見よう、と言ってきたので外へ。
正面が母屋です。写真には写っていませんが雪かきした名残の雪の山が周りにはありました。

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「侘桜」の由来は
ふる山の岩根にふせるわびざくら霞のうちをえこそ立てね 
という藤原知家の歌によるものだそうです。

 戻って16時ごろ、冷蔵庫にはいっていた秋田名菓「なまもろこし」でお茶タイム。

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夕食は18時の予約ですので、それまで読書。

食事室は母屋の横で個室タイプです。(間取り図でダイニングとあるところ)
お猪口は10個くらい乗ったお盆から選べます。私はかわいいのでこれを選びました。
お酒は八海山

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*座付き 胡麻豆腐玄米揚げ卸し 蓬麩オランダ 五色霰 青葱 針柚子

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美味しくて全部いただきたかったのですが、ここでおなかがいっぱいになってしまってはこまるので、泣く泣く三分の一ほど残しました。

*前菜 貝柱 甘海老 姫皮筍 花山椒ジュレ掛け
    浅利貝 九条葱 山独活 芥子酢味噌掛け
    蛍烏賊玉素焼き(写真左の串刺し)
    稚鮎有馬煮
    真鯛煮凝り
    紅梅海月
    こしあぶら微塵粉揚げ
    白神しどけお浸し

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右端のコシアブラの天ぷら、揚げたてでパリパリしていてとてもおいしかったです。

*御造り
    鮃 縞鯵焼霜 湯葉蒟蒻  生山葵 土佐醤油

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*焼物
    秋田牛藻塩胡椒焼き
    春キャベツ 新玉葱 新じゃがいも
 行者大蒜 こごみ
    スナップエンドウ 二十日大根 生山葵 味噌マヨネーズ

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まるまっているのが、こごみ。緑のくねっとなっているのが行者大蒜。この秋田牛はコシヒカリを食べさせて育てたそうです。柔らかくて美味しかった。

もうおなかがいっぱい!

*強肴
    早春山海香り鍋  白魚 金目鯛 蛤 筍 生若布 うるい
             白髪葱 小町生姜 木の芽

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御食事 豌豆豆 蒸籠御飯  紫塩
    留椀 赤出汁仕立て
    香の物

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*水菓子 蓬プリン 季節の果物

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鮃のお刺身はコリコリ、牛肉は柔らかく、どれもおいしくて大満足。勿論手伝ってもらいましたが。

19時30分ごろ食事を終えてお部屋に戻りました。

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暫くやすんでおふろ。

柔らかいお湯で肌がツルツル。気持ちが良かったのですが、私は心臓に難があるため長くつかれないのが残念でした。
普段より早く休みました。

 

2023年12月11日 (月)

湯河原へ 2日目ー2 3日目→帰宅

17:00 ホテルに戻ってきました。

ロビー
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19:30~ 今日の夕食は イタリアンレストラン、マレッタです。

完全個室ではありませんが、一番奥の仕切られたスペースで6人が大テーブルを囲みました。
コースにはおさかな系が多そうなので、ワインは白にすることにして、この前奥志賀のシャブリが美味しかったのでシャブリを2本、そのあとお肉のときに希望者は赤をグラスで、ということにしました。私は白を一杯だけです。

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奥志賀とは少し味がちがっていました。これも軽めですが、奥志賀で飲んだ方がもっと軽くミネラル感がありました。

小さなオードブル

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帆立貝 アボガドのエスプーマ、薩摩芋のドフィノア、冬の装い

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人参のブルーテ 甘くておいしかったです。

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小海老と白菜のオイルパスタ

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しっとりとした鰤のロースト コンソメ風味の大根

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このあたりでもうおなかがいっぱい。

国産牛ロース肉のポワレ りんご香る生姜ソース

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お肉もおいしかったのですが、ひときれだけしかはいりませんでした。
オレンジのショートケーキ風

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上に シャーベット状のものがのっていてさっぱりして美味しかったです。これは完食です!
このお皿素敵だと思いました。

紅茶またはコーヒーで私は紅茶。

今日は昨日より早く21:30頃終わりました。帰りにみんなで娘夫婦の部屋に寄りました。つまむためにお菓子も持っていきましたが、私は疲れていたので、さくらちゃんの顔だけみて先にお部屋に戻りました。

22:00頃には主人も戻ってきました。暫く本を読んだりしてからお部屋の温泉につかって寝ました。 (7551歩) 

 

12月5日(火)

7:30 朝食 今日は和食ですので、一昨日の華暦です。
また個室でした。

目の前に「水庭」

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入った時のテーブルセッティングはこのようになっていました。

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最初にみかんジュースが運ばれてきたのですが、写真撮り忘れ

次に サラダ玄米クレープ巻

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次いで、小鉢など。やはり湯河原はシラスですね。温泉卵も。

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ごはんかおかゆのチョイスで私はおかゆにしました。
鯵つみれ磯香汁 牛乳プリン

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お部屋に戻ってしばらくノンビリ過ごしてチェックアウトが11時なので、10:45頃 ロビーに降りて行きました。

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ホテルの前で記念写真を撮ってさくらちゃんにもさよならをして、

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さくらちゃん、今日はワンピースです。

娘たちは車で出発。息子夫婦と私たちは11:13のバスで湯河原駅へ。ここでお昼、という提案もあったのですが、そうするとだらだらと遅くなりそうなので二人と別れて11:39発の列車で帰りました。最寄り駅でお寿司など少し買い物をして
13:35には家についていました。

全くの温泉旅行といっても私はお部屋の温泉につかっただけです。今年は熱海、修善寺などの温泉地にも行きましたが、どこでも大浴場にはいきませんでした。

モア美術館に行っただけで 他にはどこにもいっていません。近くには滝や万葉公園など行くべき場所もあったのですが、 私はもっぱらお籠り読書。年ですね。
そういうわけでブログもお食事写真だけになってしまいました。

素敵なお部屋でのんびり読書っていいものです。

子供たちからの旅プレゼント、とても嬉しかった!!

 (4133歩)旅行記完

2023年12月 9日 (土)

湯河原へ 2日目ー1

12月4日(月)

寝心地はよかったのですが、4時すぎに目が覚めた後はもう一度熟睡ということはなく、うとうとした程度で6時半に起きました。
主人は今度は大浴場の温泉につかりに行きました。

身支度をして7時半に朝食。
洋食と和食が選べるのですが、今日は洋食。レストランでアメリカンブレックファーストのはずが人数が多かったせいかボールルームでビュッフェになっていました。
セットメニューの方がラクでいいのですが、小食の私は量の加減できるビュッフェの方が心理的には楽です。
6人で大きなテーブルを囲みました。

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手前のお皿の上左、三島コロッケです。どんなものかととってみたのですが、単にじゃがいもだけのコロッケでした。おいしかったですけれど。上は部厚いけれど小さいフレンチトーストです。しっかり卵液につけてあったようで中まで柔らかくておいしかったです。

ゆっくり1時間くらい時間をかけてお食事をしてお部屋に戻りました。
今日はモア美術館に行く予定です。しかしパソコンでお仕事をする人もいるし、ワンちゃんのこともあるのでそれぞれ自由に回ることにしました。

お部屋に戻って私は読書。

主人は 駅近くの五所神社を見に行きました.大楠が有名らしいです。
帰りに撮ったホテル前の景色

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不動滝 これくらい見にいけばよかった!

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11時に娘たちと車で熱海のモア美術館へ。
車だと上の入り口に着きます。2月末に来たばかりなので、この前見なかったものを中心に見て行きました。常設展でも展示替えがあるようでこの前あった、と思うものがなく、この前なかったものもあったりしました。

上の入口そばで
空心塼 中国 前漢時代 前2世紀から前1世紀

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とは中国で焼成される立方体または直方体のレンガのこと
また
塼仏(せんぶつ)とは、粘土を凹型につめて成形し、脱型後に焼成して金泥や箔で装飾した浮彫タイル状仏像のこと
唐代に多くつくられたそうですが、これはずっと古いです。
こういうレリーフって大好き

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下三段、中国古代には 四神といって、青龍、白虎、朱雀、玄武(亀と蛇の合体)が墓の内部などに描かれました。ここでは(下段に人物が彫られていますが)三種類しかないのですが、それを想起しました。でも二段目など、人が乗っていて後から変な動物が迫ってきている。三段目は蛇と亀より虎(うっすら縞が見える)と合体しているように見えます。
どういう意味なのでしょう。興味深いです。

能舞台 これも前回みていません。

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常設展

今回は尾形光琳、弟の乾山のものが多く展示されていました。海北友松はありませんでした。

尾形光琳 虎図屏風 18世紀

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画面からはみだしています。四肢は立派だけれど。顔は怖くないというかむしろかわいい!
足先、爪だか指だか。

色絵若松椿紋枡鉢 尾形乾山 18世紀

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見込みの深い大型の枡鉢で、素地は仁清作品の素地に似た温雅な色調で内外に、紅白の椿と若松の枝が描かれている。
底裏に「紹弁好み 乾山製 省(花押)」の款記がある。水差しとしても用いられ、黒塗りの蓋がついている。 

絖地秋草模様小袖 伝尾形光琳 17,8世紀

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色絵紅葉香合 尾形乾山 18世紀

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秋草図屏風 伝尾形光琳

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優しい感じのする屏風で紅白梅図とはずいぶん雰囲気が違うな、と思いました。

特別展は 「第十三代三輪求雪 茶の湯の造形」でした。
陶芸展です。

十三代三輪休雪は、山口県萩市に江戸時代初期から続く萩焼窯元の名家に生まれました。青年期にはアメリカに留学して現代アートを学びました。アメリカで大陸ならではの大自然のエネルギーを体感し、帰国後の活動における基盤となりました。十三代が手がける茶碗シリーズ「エル キャピタン」には、大自然のエネルギーが表出しており、伝統の「休雪白」と相まって独自の造形を生んでいます。
本展は、十三代休雪の茶碗を中心に花活、水指などを展示し、日本美術界の第一線で活躍する千住博、杉本博司、室瀬和美の作品並びに南宋時代の墨蹟等を取り合わせます。現代と過去、現代と現代との交錯から生まれる美的展示空間と和敬清寂の世界をご鑑賞ください。

 千住博のザ・フォールをバックに
花冠 銘 宝船 2012年

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お茶のお茶碗らしいのですが、飲みにくそう。

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無準師範「帰雲」二大字 中国 南宋時代 13世紀 重要文化財

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撫準師範は南宋時代の高僧で、東福寺開山の円爾弁円は日本より留学し、その法を継いだ。東福寺には、円爾に送られた、撫準の額字などが伝存しており、この墨蹟も同時期に日本にもたらせられたとかんがえられる。

しばらくそれぞれ一緒になったり離れたりしているうちに別にホテルを出た息子たちと連絡が付いて12:25頃ヘンリー・ムーアの「王と王妃」像の所で会いました。

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会いたかった!二人でいてなお孤独の翳を感じさせられて惹かれるのです。

6人で写真を撮りあい、集合写真もそばにいた方にお願いして撮りました。
10分ほど一緒にいて、ここで娘夫婦とはわかれることにしました。
さくらちゃんが車で待っています。旦那様はパソコンで電話会議だそうです。平日なので 、、、申し訳ないです。

あの大階段をあがりました。息が切れましたが、途中から引き返すわけにはいかず頑張りました。

入り口ドア内側

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入口は、人間国宝の室瀬和美が手掛けた漆塗の大扉です。朱漆と黒漆のコントラストは現代美術作家・杉本博司のデザインで、 桃山時代に流行した「片身替」をイメージしています。

和美のサインを前回撮り忘れていたので。足まで写ってしまいました。

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12:45 おひるなので、四人で「茶の庭」のおそばやさんへ。
名前を書いてしばらく待ちます。
その間に今回は見ようと思っていた片桐門を見に行きました。

片桐門
片桐且元は現在、大河にも登場しています。

賤ヶ岳七本槍の一人、片桐且元は豊臣家の重臣として諸職を歴任したが天正十八年(1590年)奈良 薬師寺の普請奉行をつとめた。
この大門はその折の宿舎の正門で奉行職の且元は馬上のまゝ出入りしたと伝えられる その後 奈良慈光院にうつされ 昭和十六年 神奈川県大磯町の三井家別邸内に移築されていた。

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名前を書いて待って、やっと30分くらいたってありつけました。ただのざるそばです。

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13:45 頃たべおわったでしょうか?

実は今日はもう一つ心躍るイベントがあるのです。
何日か前、十数年振りで熱海在住の大学時代の友人からお電話。大きな病気をなさったそう。それで友達に会っておきたくなった、というのです。それでいい機会だからと今日会うことにしているのです。老いさらばえた姿であいたくはないのですが女同士、まあそこは考えないことにして。 

14時にカフェということにしてありますので三人とは分かれました。彼らは茶の庭にある光琳屋敷にいったそうです(私も次回には行きましょう)。

14時少し過ぎ、彼女がやってきました。彼女の方が気が付いてくれたのです。こんなに変わってもやはりわかるのでしょうか。彼女は髪が白くなった程度で変わりません。すっと背筋が伸びてさっそうとしています。
食事をしたばかりでおなかはすいていないし、カフェは光が入りすぎてまぶしいので、上の階のロビーに行きました。

近況やらなにやら。この年になるとやはり体のことも。そうして五匹もいる犬の話など、、、1時間半くらいしたころ、主人がやって来て彼女は主人と話し始めました(彼女はずっと仕事をしているので分野は違っても話が合うところはあるようでした)

非常に広い空間なのに展示物が無いせいか(杉本博司の海の絵が一枚壁にあるだけ)皆さん通り過ぎるだけ。長く座っていても迷惑ではなさそうでした。

このロビーのソファの足が透明度の高い光学ガラスでできていることを前回は知らなかったのですが、帰って美術館のパンフレットで知って今回のチェックポイントに入れていました。

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息子夫婦もとおりがかりました。
あとで息子夫婦からもらった写真。
これはお嫁さんが撮ったもの(写真は得意なようです。私のとは大違い。すてきです)
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これは息子、もぐりこむようにして撮っています。

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息子は建築が専門です。ここは初めてだそうで建物そのものを丁寧に見て回ったようです。
感想を聞くと「展示スペースは高透過ガラスと計算しつくされた照明により素晴らしい。ロビーへのエントランス、展示室のフレーミングがとてもよい」と言っていました。

話しているうちに16時を知らせる音楽が聞こえてきました。出ろ!という合図のようです。名残惜しかったのですが「またいつか」とお別れしました。

見ると16:13のバスがあります。 降りて通路を通って(これも息子の撮った写真)

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長い長いエスカレーターを下りてぎりぎりバスに間に合いました。 息子たちは来ません。

湯河原の駅について間もなくタクシーで二人もやってきました。駅横のお店で主人はこの前修善寺で買って美味しかった「わさびドレッシング」をみつけてお土産分も含めて買い込んでいました。

長くなってきましたので、ここで一度切ります。(色をかえてあるところはパンフレットや立札の説明を丸写し したものです) 

2023年12月 6日 (水)

湯河原へ

なんとまあ、子供たち夫婦が湯河原二泊旅行(12月3日~5日)をプレゼントしてくれました!

孝行したいときに親は無し、ということにならないように、と小さな声で息子が言っておりました。
お正月に我が家に来るかわりにすいているこの時期に三家族集合しよう、ということのようです。

ホテルチェックインは午後3時、でも娘たちは大阪からくるので、遅めがいいかと4時にホテルに入るという心づもりで家を出ることにしました。

12月3日(日)

午後1時半過ぎ家を出ました。日曜日のせいか、バスの本数が少なく結局タクシーで駅まで。電車も連絡が悪くて大船で20分待ち。もう踊り子がない時刻なので普通車。横向きに移動がつらいので、ホームでグリーン券購入。グリーンって平日と休日の値段が違うのです。行きは休日なので800円、帰りは1000円でした。

湯河原15:42着
検索すると湯河原にはちぼりスイーツファクトリーというお菓子屋さんが駅近くにあることが分かったので、行ってみることにしました。クッキー類が殆どです。食後、集まってしゃべりしながらつまむのにいいかしら、お土産に持たせたいし、とかなりの分量を買い込んでしまいました。そうしているうちに娘から電話、朝7時半ごろ出て14時過ぎには着いてもうワンちゃんとお散歩、迎えにいくというので、駅まで車できてもらってホテルへ。

エクシブ湯河原離宮 という会員制リゾートホテルです。娘の旦那様の会社の福利厚生で借りられたのだそうです。
門構え写真をみただけひるみそうな雰囲気です。

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フロントに息子夫婦も現れました。娘たちは犬と一緒に泊まれるお部屋です。少し離れているので先にお部屋拝見に行きました。

100㎡以上ある広いお部屋。ワンちゃん用のケージなどもおいてあり、床はカーペットなしでした。さくらちゃんが自由に運動会できるほどの広さです。ドッグランもすぐ外にあるようです。

横長で何棟かあるので移動が大変。迷路みたいな通路を歩いて私たちは別の棟の4階 息子たちは真上の5階です。

17:10頃お部屋に到着

このお部屋は78㎡ (ホテルのホームページから)

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琳派のイメージで内装されているようです。
テレビはリビングの大きいものだけでなく、ベッドの足元、洗面所にまであります。

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お風呂は温泉です。

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マンション一室分の広さです。あちこち移動で結構運動になりました。
夕食は19:30から、ということで主人は部屋の温泉に入りました。ぬるめだったそうです。あとでお食事の時に聞くと息子たちのお部屋のお風呂は熱かったそうです。

19:20 夕食のためレストランへ。何しろ遠いので余裕を持っていったら早すぎました。受付け横のソファーに座ってしばらく待っているうちに皆さんやってきました。

今晩は和食レストラン華暦で頂きました。個室でしたので気兼ねなくおしゃべりしながら。

先ずはビールで乾杯

それから日本酒、主人は「こういう料理だと酒が進む」とご機嫌であと3本、とか注文して調子よく飲んでいました。

最初の一皿 湯葉で春巻き風にサラダ菜とかぼちゃだったかを巻いたもの

この写真、間違えて三日目の朝のものでした。似たようなものが出たのですが、写真撮り忘れ
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先付  鰊茄子 里芋 隠元豆

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吸い物代わり  蒸しスープ仕立て 鶏つみいれ  海老団子

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御造り  本鮪 かんぱち 紋甲烏賊 

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小皿  柿とクリームチーズ粕漬   焼肴 黒和牛ロースト  じゃが香味春皮  彩野菜

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クリームチーズ粕漬ってはじめてでしたが、おいしかったです。柿の甘さにマッチしていました。
ローストビーフもおいしかったのですが残念ながら全部は食べきれず、誰かさんのおなかに収まりました。

焜炉  鰤大根 笹打ち九条ねぎ 湯葉飛竜頭

 写真撮り忘れ、味をおぼえていないので多分、手をつけなかったのではないでしょうか。

御食事  ちりめん山椒ごはん 合わせ味噌汁 香の物  

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水菓子  苺求肥巻 豆乳羹 黒豆蜜煮 季節の果実

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どれもおいしかったです!
娘に聞かれたとき一番軽いコースにして、と頼んでおいたのですが、それでも途中からおなかがいっぱいになって、、、。
でもごはんは結構頂いてしまいました。ごはんと御漬物さえあれば、、、、なのです。
一皿一皿の運ばれてくる間隔が長くて終わってお部屋に戻ると22時15分くらいでした。

暫く良いがさめるのを待ってから私はお部屋のお風呂に入りました。温泉はお湯が柔らかかったです。(4846歩) 

2023年11月 9日 (木)

修善寺へ 2日目 その2 修善寺から三島へ

11月2日(木)続き

宿からゆっくり歩いても10分くらいで竹の小径入口に着きます。途中までは指月殿へと同じルートです。

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小径は細い道という意味でしょうけれど、距離もそう長くはありません。
途中に直径4,5メートルの円形のテーブルのようなベンチがありました。
京都、化野の竹林の道のような鬱蒼たる林(昔の話、現在はどうか知りません)ではありませんが、爽やかでこれはこれでよいと思いました。数年前娘が化野に行ったときは人出も多かったけれど、〇〇語の落書きがすごかった、と言っておりました。ここは外国語も耳に入りました(うるさくはない)がそういうことはありません。

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気持ちの良い散歩道です。そこそこ人出はありますが、気になるほどではありません。10分かそこいらの散歩です。

引き返して橋から川を眺めて

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橋にはそれぞれ名前にちなんだマークが付けられています。 ここは楓橋

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宿へ急ぎ戻ります。修禅寺の前で主人が「宝物館に行こうか」といったのですが、階段をあがるのも面倒だしそれより途中、宿のすぐ近くにはちみつ屋さんがあるのです。蜂蜜好きとしては見逃せません。(主人は宝物館に何があるか調べていて行きたかったらしいのです。何があるか教えてくれれば行ったのにと残念に思っています)

「花の道」という熊本のはちみつやさん。蜂をもっていて、自分の蜂でとれたものだけを売っているそうです。 
ようじの先に付けてどれも味見させていただけます。さくら、菜の花、菩提樹、クロガネモチ、りんご 、、、。その年の分が売切れればおしまいだそうです。
蜂蜜はスーパーなどではアカシアが殆どですが、ここは種類が豊富です。
10種くらい味見。ミカンならほんのりミカンの香り、味がします。さくら、林檎、ミカン、菩提樹を求めました。荷物が重くなりました。
現在は蜂を貸しているそうです。「どこだと思いますか?」イチゴのハウスだそうです。イチゴがあのきれいな形になるには蜂が必要なのだそうです。

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びんものですから荷物を持つ人は大変。

ホテルに戻って荷物を纏める、というほどでもないですが、荷物を纏めてすぐ近くのバス停へ。残念11:40を逃して次は 12:07発。 
駅ではお土産物売り場へ。結構ひろくてあれこれ迷いました。ここはまずはワサビ漬けです。山葵入りドレッシング、というのも買いました。他にお菓子類も。ノンビリ迷っているうちに列車を逃し、13:22発の普通に乗りました。

三島駅に着いてコインロッカーに荷物を預け(改札を出るとすぐ見つかります)JR駅(改札口を出てすぐ左)へ帰りの踊り子号の切符を買いに行きました。
14 :00 
さてお昼です。駅横に新しい東急ホテルがあるので入ってみると、お蕎麦屋さんがありました。 

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私は天ぷら無しです。少し分けてもらいました。揚げたてでおいしかったです。

バスで三島大社へ。乗ったのは元箱根行でしたが、三島大社までだとどれでもいい(その乗り場だと)と言われました。数分で着きます。島は嶋のようです。

「鎌倉殿」ゆかり、ということで一応見ておきましょう、程度の軽い気持ちで寄ったので、下調べ無し。思ったよりずっと立派なのに驚きました。この鳥居から本殿までかなり距離があります。幸いなことに坂も階段も無しで助かりました。

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三嶋大社

創建はわからないのですが、史料の初見は758年ですから相当古いです。伊豆一宮として源頼朝始め多くの武将の崇敬を集めた神社です。

私の思い違いでなければドラマでは頼朝と政子はここでデートしたような気がするのですが違ったかしら。

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たたり石
ここにある「たたり石」は旧東海道の中央に置かれ、人の流れがもつれないように「たたり(絡垜)」という糸のもつれを防ぐ道具から由来している名前だったそうです。しかしこの石をどかそうとすると災いがあり、後に「たたり(祟り)」に置き換えられてしまったのだと言い伝えられています。

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若山牧水歌碑
 のずゑなる三島のまちのあげ花火月夜のそらに散りて消ゆなり

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春には桜がみごとなことでしょう。
神池

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総門

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神門

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彫刻が見事です。

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舞殿と本殿

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社殿 国の重要文化財 1867年完成
入母屋造り。正面に千鳥破風と唐破風の向背をつけています。
総欅素木造り

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こんなことをいってはいけないのですが、ただの地方の神社、くらいに軽く考えていましたが、なかなかゴージャスな造りで驚きました。

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建物の構造が気になるので横に回ってみました。囲われていて後ろに回れないのが残念です。
本殿と拝殿を幣殿でつないだ権現造り

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奥が本殿、手前は拝殿 中間の小屋根は神饌所

グーグルマップより

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境内には早めの七五三のお祝いの人もいらっしゃり、千歳あめも売っていました。

電車に乗り遅れるといけないのでほどほどに切り上げてここを出ました。バス停に行くと15:20発があるはずですが、遅れているようです。ちょうどタクシーがきたので乗ってしまいました。

駅に着くとキャリーを引いた人が大勢駅前にいました。考えてみれば今日は11月2日。明日から三連休です。

コインロッカーで荷物の出し方がわからなくて一苦労。スイカであずけたので、スイカでタッチすればすむことだったのです!

さて踊り子に乗るにはJRの方に行かなければいけません。

上りのホームでしばらく待ちました。5分くらい前に主人が時刻表を見て16:06が載っていない!そばにいたお掃除の人に聞くと踊り子は向こうの下りホームだと言われました。このまま待っていたら乗り損ねるところでした。要注意です。

慌ててホーム変更。
16:06→17:13大船 暮れ
るのが早いです。 
最寄り駅で、晩御飯は? 主人はおなかの調子が良くないからいらない、といいます。私は久しぶりにカツサンドが食べたくなって勝烈庵(横浜は勝烈庵なのです)のヒレカツサンドを買って帰りました。

ちょっと気分転換、のつもりで下調べなしに行ったのですが折角はじめてのところに行くのですから少しは勉強していけばよかった、と反省しきりです。(9871歩)

思ったより歩くことができたので、これなら遠出も、と思ったのですが、帰るとやはり半病人状態でした。

旅行記完

2023年11月 7日 (火)

修善寺へ 2日目 その1

朝食を8時にお願してありましたので、7時過ぎに起きました。主人はお部屋のお風呂に入りました。
昨日書き忘れましたが、温泉は透明でにおいもしません。でもお湯は柔らかいかな?という感じでした。
私は温泉にきたから、といってそう何度も入ったりはしません。面倒ですから。それにお湯に長くつかると心臓が苦しくなります。

お食事室、やはり私たちは個室でしたが、昨夜とは違うお部屋でした。
昨夜は暗くて外が見えなかったのですが今日は主人が座った側からはお庭がよくみえたようです。

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洋食と和食が選べて二人が違ってもいいそうで、私は洋食にしてみました。

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あとでふたりともコーヒーか紅茶が来ます。

朝からグラタンまで!多すぎです。でも美味しかったです。

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ヨーグルトは林檎やバナナが入っていておいしくてしっかりいただいたので、これでかなりおなかがいっぱいになってしまいました。サラダのドレッシングが普通にフレンチドレッシングでしたが、すっぱすぎることもなくいいお味で結構頂けてしまいました。ソーセージは無理、パンも一個だけ。

8:55 食事が終わって戻りがてら
中庭

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そばに漱石関連、また囲碁の王将戦が行われた際の写真が展示されていました。

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硯以外はこの旅館で使用されたものだそうです。

つり橋を渡ってお部屋に戻ります。↓つり橋の上から

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つり橋を渡って、お部屋のある廊下を通り、橋(?)を二つ渡るのですが、その2本目の橋です。

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街中の川にしてはかなり渓流といった趣です。

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水の語り部は遠くてエレベーターに乗ったり鍵の開け閉めがあってやっかいですが、この景色を眺められるのが特権。他のお部屋の人たちは鍵がないのでこられません。

9:20 お部屋に戻ってきました。
休憩。主人はもう一度お部屋の温泉にはいりました。

10:15 昨日は行かなかった「竹林の小径」に行きました。

竹の小径散歩は次回に。

2023年11月 6日 (月)

修善寺へ 1日目 その3

独鈷の湯から宿へ戻る途中に修禅寺(善ではありません)があるので入ってみました。

修禅寺 伊豆市観光情報サイトから

正式名称は、福地山修禅萬安禅寺(ふくちざんしゅぜんばんなんぜんじ)。

修善寺温泉発祥の寺で温泉場の中心にあり、平安時代初期の大同2年(807)弘法大師の開基と伝わっています。鎌倉時代に北条氏が帰依したことから寺運が隆盛となり、堂塔が連なる大寺となりました。一方、建久5年(1194)源の範頼は兄将軍頼朝の猜疑を受けここに幽居、梶原景時に攻められて自刃したといわれています。
また、頼朝の長子で2代将軍頼家は、母政子と祖父北条時政の謀略により幽閉され、元久元年(1204)入浴中に暗殺されるなど、源氏一族の骨肉相はむ悲劇の舞台となり、源氏滅亡の場として歴史にその名を残しています。

隣接の宝物殿「瑞宝蔵」には、空海が温泉を湧き出させたという金銅の独鈷杵、北条政子が我が子頼家の冥福を祈って寄進した宋版放光般若経、岡本椅堂が戯曲「修禅寺物語」を書くヒントとなった2代将軍頼家の最期をうつしたといわれる木彫りの古面などが展示されています。

平成26年9月には、山門の修復に伴い仁王堂が新設され、長い間指月殿に安置されていた金剛力士像が山門の仁王堂におさめられました。

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平安時代に造られた金剛力士像。

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宝物館が横のありましたが、もう閉まっているようでした。指月殿の仏像の実物があるはずですが、下調べをしていかなかったので他に何があるか知りませんでした。そのため翌朝の散歩の際に主人に寄ろうか?といわれたのですが、階段をあがるのが億劫でやめました。家に帰って調べて、頼家の面や肖像画もあることを知って行かなかったことを残念に思っています。
改めて現地博物館を侮ってはいけないことを胸に刻みました。

戻っていくと宿のすぐ近くに日枝神社というのがあるのでそこにも立ち寄りました。

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階段を少し上がります。

もとは修禅寺の山王社(鎮守)で弘法大師の建立といわれています。明治初年(1868)の神仏分離令により分離されました。日枝神社境内は源範頼が幽閉されていた信功院があった場所だそうです。

素朴なお堂が一つあるだけです。こういうのは好きですね。

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2本の杉の根元が一つになっている樹齢800年以上の「夫婦杉

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壱位樫 周り約5.5m、高さ約25m 伊豆には珍しい樹木として県の天然記念物になっています。

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16:25頃宿に戻りました。
主人は温泉に入りに行きました。温泉に手ぶらで行って暫くして鍵を忘れたから本館には入れなかった、ととりに戻ってきました。なかなか厄介なところがあります。私は疲れたので予備ベッドにごろり。
夕食は17:30からと19:45の2択でしたので17:30にお願いしてあります。

夕食 17:30~19:15

お食事室の入り口で名前を言うと案内されるのですが、私たちは個室でした。
子供連れの方もいらっしゃるようで、結構泣き声なども聞こえてきました。
きれいに作られた和食です。

ミカンジュースが最初に出ました

前菜 
穴子煮凝り 柿なます 木野子菊花和え 空揚げ 菊花丸十 秋刀魚八丁味噌漬け 合鴨ロース 栗甘露煮
 

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先椀 甘鯛潮土瓶蒸し 白舞茸  この潮汁、非常に美味でした。

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お酒はビールの後日本酒 私はお猪口に一杯だけお付き合い。

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お造り カンパチ 鰆 きすのこぶ締め  このお刺身、本当に新鮮でもとてもおいしかったです。

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台のもの 2択で私は 桜海老かきあげ、目光唐揚げ この桜海老のかき揚げは大きくて口にはいりにくかったのですが、揚げたてはさすが、おいしかったです。

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お酒を追加

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こういうお料理はお酒がすすむようでしっかり飲んでいました。

洋皿
2択で私は ビーフシチューを選びました。本当はもうおなかがいっぱいで、ここでこんなに重いものが出るなんて、ちょっと困りました。

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次は煮物として茶碗蒸しでしたが、私はパスしました。

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お食事 栗ご飯と山葵海苔ごはんとお蕎麦から選ぶようになっていて 主人はおそば、私は山葵海苔にしました。 
来るときのタクシーの運転手さんがあのお店の山葵海苔がおいしい、と通りがかりのお店をさして言っていたからです。

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山葵海苔は普通の海苔の佃煮に少し山葵の茎が少し入っているものでちょっとぴりっとしましたが、これより普通のワサビ漬けの方がいいなと思いました。

デザートは全部いただきましたが、フルーツくらいだとおさまりやすいのに、と思いました。

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すぐには動きたくないほどおなかがいっぱいになりました。

ゆっくりお部屋に戻ってテレビを観たり本を読んだり。お風呂はお部屋の半露天風呂が温泉ですから、私は大浴場にはいきませんでした。  (6115歩)

2023年11月 4日 (土)

修善寺へ 1日目 その2

15:20頃お部屋を出ました。赤マークのところがお部屋ですからつり橋を渡って本館入り口に行かなくても直接通りに出られます。どうやらこの通りがメインストリートのようです。

修善寺でどうしても行っておきたいところは頼家をまつってある指月殿です。
修善寺の観光名所はどこもホテルからゆっくり歩いても10分以内の距離です。

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橋を渡ります。川を挟んで色々あるせいか、橋が多く、どれも真っ赤に塗られています。
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坂道といっても短いものでした。

この石段は 少々歩きにくかったです。ここは道を曲がってきてすぐ上にいけるようになっていたので あがりましたが、もう少し進むと切石でできた上がりやすい階段があり、帰りはそちらから降りました。

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ここから行くとちょっとした広場があり、指月殿の側面が見えていました。年月を感じさせる建物です。 

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指月殿 看板の説明より

この地で非業の最期を遂げた鎌倉幕府二代将軍頼家の冥福を祈り、母北条政子が建立したもので、伊豆最古の木造建築といわれている。指月とは経典を意味し、禅家が愛用している不立文字を解く言葉である。建立のさい、政子が寄進した宋版大蔵経は、大半が散逸し僅か八巻しか残っていない。そのうち「放光般若波羅蜜多経」の第23巻が静岡県指定文化財となっている。本尊の釈迦牟尼像は、寄木造りで高さ203センチ、持ち物のないはずの釈迦像が右手に蓮の花を持っているのが特徴である。「指月殿」の扁額の実物は、宋の名僧一寧一山の署といわれ、修禅寺本堂に保存されている。

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頼家について (WIKI丸写し)

父・頼朝の死により18歳で家督を相続し、鎌倉幕府の第2代鎌倉殿、更に3年半後に征夷大将軍となる。母方の北条氏を中心として十三人制がしかれ、頼家の独断は抑えられたとされるが、当事者である北条氏の史書の記録のみでしか確認できていない。
合議制成立の3年後に頼家は重病に陥ったとされ、頼家の後ろ盾である比企氏と、弟の実朝を担ぐ北条氏との対立が起こり、北条氏一派の攻撃により比企氏は滅亡した。頼家は将軍職を剥奪され、伊豆国修善寺に幽閉された後、暗殺された。頼家追放により、北条氏が鎌倉幕府の実権を握ることになる。

「鎌倉殿の十三人」では悪者扱いでしたから、そうかと思っていたのですが、京都の建仁寺について調べていた時、
建仁二年(1202年)将軍源頼家が寺域を寄進し栄西禅師を開山として宋国百丈山を模して建立された、ということを知り、意外の感を持ち、あしざまに言われるような人ではないのかと思った記憶があります。
義家は乳母父が比企能員。弟の実朝は北条氏。歴史に疎いのですから簡単に言い切っていいものかどうかわかりませんが、結局は比企対北条、両者の主導権争いの犠牲者ではなかったのか、という気がするのです。そう考えると頼家が哀れで墓前で手を合わせたくもなります。享年23歳(満21歳)ですよ!あの一族の野望のためにどれだけ多くの人が殺されたことか!

政子にしても、どうなんでしょう。死においやっておいて御堂を建てても、どうなるものでもなし。

頼家の墓

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 十三士の墓 

これは、源頼家の家来13人が、源頼家が殺害された6日後に反乱を企てたのですが挙兵前に発見されてしまい、誅殺されたととも、殉死したとも伝わっています。


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戻ることにします。 
橋をわたるところで独鈷の湯が見えたので寄ってみました。
独鈷の湯 (静岡県観光案内より)現在はいることはできません(足湯もダメ)。

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大同2年(807)、修善寺を訪れた空海(弘法大師)は桂川で病気の父の身体を洗う少年の孝行の心に打たれ、持っていた仏具(独鈷杵)で川の岩を打ち霊泉湧き出させた。その湯につかったところ父親の病気はたちまち癒え、温泉療法が広まった伝わる。現在も自然石をしようしており、修善寺温泉の象徴的存在。修善寺温泉は伊豆最古の温泉。

この後 禅寺、日枝神社を観て宿にもどりましたが、そのことは次回に。

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