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書籍・雑誌

2026年6月18日 (木)

『暗殺の冬』

怖い小説を読みました。
帯には スコット・トゥローの『推定無罪』、カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』、、、、などの作品が好きなら、ぜひ本書を読むといいだろう とあります。 期待がもてそうです。

暗殺の冬』 クリストフェル・カールソン作 棚橋志行訳 文春文庫

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表紙裏の内容紹介から
刑事スヴェンが発見した瀕死の女性。それは連続殺人犯の最初の凶行だった。だが同じ夜に起きた首相暗殺事件の混乱が初動捜査を妨げ、犯人は闇に消える。そして再び殺人が・・・・・・30年に「わたる悔恨、贖罪、嘘と秘密。北欧文学の伝統を嗣ぎ、寂寥の風景の中に人の罪と哀しみを描く傑作。これぞ原題ミステリの珠玉。

珠玉かどうかはわかりませんが、怖いと思いながらものめりこんでしまいました。
この前読んだ小説と舞台は同じスエーデンで、地域もほぼ同じ。そして警察小説であることも同じ。しかし内容は陽と陰。
こちらは読むのがつらかったです。

人家のある地域からほど遠からぬところにある森の中で起きた事件。かかわった刑事スヴェンが墓の中までもっていかなければと思っていた事件をその息子でやはり刑事になったが引退したその息子が調べる。

作家でトフタに住む筆者は警察署で史料を得て私実にたどり着く?
スヴェンが墓の仲間で持って行こうとした真実、スヴェンセンの仕事仲間、元警察官エヴィの苦しみ。

読みごたえのある小説でしたが、重くて疲れました。

 

2026年6月 6日 (土)

スェーデンミステリー2冊

久しぶりにスウェーデンミステリーを読みました。

スコーネ地方、スカンジナアビア半島の東南部、エステリエンと言う町が舞台です。

エステリエンには行っていないのですが、この地域にはロマネスク教会を訪ねる旅で行ったことがあります。
少しだけ触れられていますが、イースタという町は、家々の白壁にツタがからみ花が咲いてとても美しい所でした。

そうしてこのときのツアーはお食事がとてもおいしくてスウェーデン
という国の豊さが伺えるものでした。
豊かな国だからでしょうか、最近は移民が多くて困っているようですが。

読んだのは 
アンデシュ・デ・ラ・モッツ&モンス・ニルソン著 久山葉子訳 創元推理文庫 の

 

死が内覧にやってくる 

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スウエーデン南部スコーネ地方の風光明媚なエステリエンで、不動産開発を目論んでいた不動産ブローカーでテレビタレントの女性が死亡した。開発に反対する地元住民を怪獣すつために購入した彫刻の上に転落したのだ。事故かはたまた殺人か。事件を担当するのは、原因不明の失神発作の療養の為に現地に滞在していたストックホルムの国家殺人班の敏腕捜査官と地元警察署の駆け出し女性刑事。オシャレな都会のエリート刑事と、やる気腹屋が経験の足りない田舎の刑事。馬は会わないのに意見は合ってしまう二人は、容疑者だらけの事件を解決できるだろうか 

死んでもいくらいの掘り出し物

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骨董市で遺品買い取り業者の男が殺された。たまたま現場近くにいあわせた国家殺人班の捜査官ヴィンストンは、現場を保持し初動操作を指揮してしまったいきがかり上、またもや地元警察唯一の捜査官エスピングと捜査官することに。被害者は故人の家財を遺族から買い取る際にかなりアコギなことをして、恨みを買っていたらしい。さらに浮気をしていて、愛人には妻と別れると話していたことも判明。相性はさっぱりなのに捜査の意見はぴったりなコンビが容疑者にも動機にも事欠かない事件に挑む、

二冊とも病気療養のため、というよりそれを口実に娘に会うためにスコーネ地方にやってきた敏腕捜査官がはからずも遭遇した事件の物語。

そういうわけで特に最初の一冊は少々ホームドラマ的雰囲気もあって楽しく読めました。まあ、殺人事件はあるのですが、気持ちが悪くなるような場面はありません。

スコーネ地方の気持ちの良い夏の日におもいをはせ、もう行けない旅の日々を懐かしみながら読みました。

どちらも面白かったです。

話は変わりますが、最近生活クラブでは次々新しいケーキが出てきます。

今回はレモンケーキ   

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上から写真を撮ってしまったのでわからないのですが、ビスケット生地の上にレモン果汁入りのカスタードクリームがのっています。

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レモンの酸味がきいて今の季節ぴったりの爽やかなお味、美味しかったです。

続きを読む "スェーデンミステリー2冊" »

2026年5月21日 (木)

まぐだら屋のマリア

NHKで まぐだら屋のマリア というドラマをやっていました。

集落から少し離れた海辺にぽつんと一軒建っている居酒屋?まぐだら屋が舞台です。

そこでは マリア と呼ばれる女性が、料理、配膳を一人でこなしていました。もう死にたいとやってきた、紫紋は死ぬつもりのはずが、食べ物の匂いに惹かれてその店に入って行って一気にご飯四杯。
無一文なので代金代わりに皿洗いをします!
結局ここに居着いて調理までもするようになります。もともと調理士見習いだったのです。

関係が分からないところがあったので原作本を読むことにしました。

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表紙裏の内容紹介から

東京・神楽坂の老舗料亭・吟遊詩人で修行をしていた紫紋は、料亭で起こった偽装事件を機に全てを失った。料理人としての夢、大切だとな仲間、そして後輩 悠太の自殺。逃げ出した紫紋は、人生の終わりの地を求めて彷徨い、尽果というバス停に降り立った、、、。過去に傷がある優しい人々、心が喜ぶ料理に癒され、紫紋はどん底から生き直す勇気を得る。

登場人物の名前、マリア、紫紋、丸弧、与羽。近くのお寺の名前が名戯寺 ナザレ寺、他に杏奈、花南、どれも聖書に因む名前です。紫紋はイエスの一番弟子となりペテロと名を変えるシモンでしょう。そう言えばマリアの夫ヨハネは随分年をとっていたはず。

この辺り一帯の地主は桐江家。マリアと桐江家は何か触れてはならないような深い関わりがあるようです。

桐江、きりえ、キリエ、キリエ、、、。

キリエ、エレイソン。主よあわれみたまえ 

読んでいるうちにこの聖歌が頭の中を流れました。

心がしーんとなるような深い想いに沈み込みながらページを繰りました。

 

2026年5月 5日 (火)

疑惑の入会者

モントクレアのロンドン謎解き結婚相談所が面白かったのでその続編とも思われる本書を購入。

疑惑の入会者  アリスン・モントクレア著 山田久美子訳 創元推理文庫

光ってしまっていい写真ではないのですが。

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戦後戦後ロンドンで結婚相談所を営むアイリスとグウエン
ある日、アフリカ出身の入会希望者が現れる。流暢な英語を話す好青年だったが、一方で、グウエンの直感は彼の言葉が嘘だらけだと告げていた。さらにグウエンは自宅付近で彼に出くわし、つけられていると感じた。彼には結婚相手を探す以外の目的があるのでは?元スパイと上流階級出身、対照的な女性コンビ
に危機が迫る!

結婚相談所を開いているのにもかかわらず、相談に来たひとたちのあれこれ、うまくいってまとまったとか、うまくいかなくて悩みを打ち明けられた、とかの話しはないのです。

二人ともそれぞれ事件にまきこまれて危うい目に遭いそうだったり、グウエン家の事情などなど、、、、。
一気読みしてしまいました。

内容もさることながら、大戦後間もない時期のロンドンという設定が気にいっています。
女性はテーラーカラーのジャケットに長めのタイトスカートで得られた自由を満喫して闊歩。

物語は意外な結末。こんなのあり?でしたが面白かったです。シリーズは何冊も既に出ています。読むのがたのしみ!

今朝はまた頻脈、1分間に145。3時間近く続いて辛い思いをしました。頓服は飲んだのですけれどね、泣き言はなし、にしたいのですけれど。

2026年4月27日 (月)

長安のライチ

両京十五日がとても面白かったので、同じ作家の作品を読みました。

前作品同様タイムリミット&長距離移動ものです。

長安のライチ 馬伯庸著 株式会社文藝春秋

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長安の下級官吏・李善徳に大出世のチャンスが舞い込んだ。近々行われる楊貴妃の誕生祝いの宴に合わせて妃に大好物であるライチの蜜漬け(茘枝煎)を調達し、長安の王宮に届ければよいだけ。簡単なプロジェクトだ。だが命令を受諾した李は、おそるべき事実に気づく。

命令書が改竄されていたのである。届けねばならないの「茘枝煎」、すなわち生のライチ。ライチは1日で変色、2日で香りが変じ、3日で腐るという。産地から長安までは2500km。こんな命令を実行するのは神にも仙人にも不可能ーーー!

刻々と迫る楊貴妃の誕生日。産地に出張し、輸送ルートを踏破し、地方官僚の妨害に苦しめらるながらも、知恵と力を振り絞る李善徳。任務に失敗したら文字通り首が飛ぶ。そしてついに、プロジェクト決行の時が来た!

唐代の社畜が挑む長安までの2500kmライチ急送作戦。このインポッシブル-ミッション、果たして成るか?(表紙袖の内容紹介より)

下級官吏の李の思い、これがうまくいけば、昇進間違いなし。給料が上がって下見に行ったあの家が買える、家族に美味しいものが食べさせられる、、、微笑みたくなるようなささやかな願いです。

その思いを胸にひたすら、それこそこけつまろびつしながら2500kmの長旅を駆け抜けるのです。

2500km、新幹線で東京、大阪間が約500km。唐代ですからこの5倍の道のりをいくのに徒歩あるいは馬、川や湖があれば舟。それなのに新鮮なライチを届けるのにたった3日間しかないのです。

李は科挙では算用に合格しています。つまり算術が得意なのです。それこそ百巻の書を紐解いてコースを検討し時間を計算します。だめだー。絶望的になって遺書を書いて死のうとしたりもしながら、。

本人は超大変でも読む方は同情しながらもどこか可笑しく思ったりして、ともかく楽しく読めました。

急げ急げ。

おもしろくてページを捲る手がとまりませんでした

 

2026年4月23日 (木)

潮鳴り

体力が落ちている時は案外時代小説が読みたくなります。

ひさしぶりにに葉室麟さんの小説を読みました。

潮鳴り  祥伝社

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俊英と謳われた豊後羽根藩の伊吹櫂蔵は、役目をしくじりお役御免、いまや、‘襤褸蔵とよばれる無頼暮らし。
ある日、家督を譲った弟が切腹。遺書から借銀を巡る藩の裏切りが原因と知る。弟を救えなかった櫂蔵は、死の際まで己を苛む。直後、なぜか藩から出仕を促された櫂蔵は、弟の無念を晴らすべく城に上がるが・・・・。裏表紙の内容紹介より

弟と同じ仕事をさせて弟同様葬ってしまおうという家老たちのたくらみを知りつつあえて干拓の仕事を引き受ける櫂藏の生きかた、孤立しつつなお真っ直ぐに生きる姿が魅力的でした。

ひとはおのれの思いのみ生きるのではなくひとの思いをも生きるのだ。

話ができすぎという感はありましたが、面白く読みました。

それにしても、大甘!

2026年4月21日 (火)

歌集 アスパラの芽立するころ

馬場あき子さんの新しい歌集が出たとのこと早速購入しました。

アスパラの芽立するころ 角川書店

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馬場あき子さんは今九十八歳。八十一歳で青息吐息の自分が恥ずかしくなります。

この歌集にはご夫君の岩田氏を亡くされた2017年11月の半年後から2021年11月までのお歌が収められています。

三回忌すぎてひとりの飲食にいつしかわがものとなる夫の腕  おんじき とふりがな

2020年春には新型コロナが流行し始め皆外出をひかえました。喉もとすぎればなんとやら、でもう忘れけていましたが、改めて当時のことを思い出したりしながら読みました。

ディスタンスいろいろなもの遠くなり春の夕べを木偶のごとゐる

新しい千鳥格子の服を着た犬が抱かれてくる曲がり角

娘のところのさくらちゃんも千鳥格子のワンピース着ていたことがありましたっけ。

夫の骨まだ一つ家にわれと棲む銀河しづけき夜なり おやすみ

書き止めたいお歌はたくさんあるのですが、、、、。

話は変わりますが、今オールスターはコロラドで開催されています。コロラドってとても美しいところらしいですね。コロラドの月の夜 の歌が頭の中に鳴り響いています。

2026年4月 6日 (月)

『両京十五日』

テレビで『風起隴西』を観て面白かった(悲しい場面もありましたが)ので原作者、馬伯庸の作品を読みたくなってこれを選びました。

最初は早川文庫で読みました。ところが全四冊のうちまだ二冊目までしか刊行されていないのて後半はハヤカワ•ミステリで。こちらは上下2巻ですから2巻目、で読みました。

両京十五日』馬伯庸箸 齊藤正高訳 早川文庫 ハヤカワ•ミステリ

文庫二冊とポケミス一冊で、三冊読んだことなります。各巻裏表紙の内容紹介から

首都の北京から副都の南京に遣わされた明の皇太子•朱瞻基。だが南京到着の直後、彼は何者かの襲撃を受け自分の命が狙われていることを知る。さらに北京にいる父の皇帝が危篤との知らせが届き、主瞻基は北京へ戻ることを決意。信頼できるのは、窮地で出会った捕吏•呉定縁、下級役人•于謙、女医・蘇荊渓の三名のみ。敵が事を起こすで十五日。迫りくる刺客と陰謀をかいくぐりながら、幾千里にもわたる決死行が始まる。

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相変わらず画像の処理がわからず小さいままです。

南京からの脱出をはかる皇太子・朱瞻基一行の前に宿敵・梁興甫が現れた。朱瞻基の命を狙う彼の強大な力の前に、呉定縁でさえもなすすべなく打ち倒されてしまう。しかし朱瞻基と于謙による決死の作戦で辛くも逃げおおせることに成功。一行は淮河から北京へと続く大運河を遡上するため、港湾都市・揚州へ向かうことに。だがそこには朱瞻基の暗殺を画策した汪極の影があり.......。窮地に次ぐ窮地が待ち受ける、

宿敵の白蓮教徒・梁興甫によって分断されてしまった皇太子・朱瞻基一行。攫われた呉定縁を救出すべく朱瞻基は一計を案じるが、予想だにしない過酷な危機が彼を襲う。一方、呉定縁の前についに姿を現した白蓮教徒の指導者は、衝撃的な真相を語り始める。明王朝の存亡が決まるまでに猶予は残り七日。朱瞻きの大義、于謙の策謀、呉定縁の運命、蘇荊渓の秘密......。彼らはそれぞれの天命を背負い、最終目的地である北京・紫金城へと向かっていくーーー

しばらく前に永楽帝の物語をテレビで観ました。瞻基は永楽帝の孫なのでなんとなくなじみがあって興味深く読み始めました。そうでなくても面白い。まさに巻を置くを能わず、でした。

朱瞻基は第五代皇帝-宣徳帝(1425から1435年)、于謙も実在の人です。

呉定縁と蘇荊渓の終わり方、、、、良かったです!

華文小説は多分初めてです。漢字なので読めなくても意味は何となく分かるのはいいのですが、読めないというのはどうも落ち着かないものでした。

私としてはおすすめの一冊です。

 

2026年3月29日 (日)

ペルシャ王女の棺 マハ カーン フィリップス箸



巻を置く能わずの面白い小説を読みました。

ペルシャ王女の棺 マハ カーン フィリップス箸 星薫子訳 集英社文庫

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舞台はパキスタン・カラチ、麻薬組織の隠れ家で一体のミイラが発見された。鑑定を依頼された女性考古学者のグルは黄金のマスクと王冠を身に着けた姿から、幻の「ペルシャ王女」の遺体だと推測する。本物であれば歴史を揺るがす大発見に、ミイラを巡って隣国イラン、地元マフィア、政府の思惑が絡みあい、解析を進めるグルも巻き込まれていく。ミイラに隠された陰謀、そして衝撃の深層とは.....!?   読み耽りました。

パキスタンという国、名前も地図上での位置も勿論知っていましたが、これまで特に関心を持ったことはなくこの国の作家が書いた小説も知りませんでした。 

これは小説ですから車を寄せられて潰されそうになったり、かっぱらいを生業とするストリートチルドレンが出てきたりしますが、実際とても貧しい国らしく全土でテロや誘拐、武装勢力による攻撃リスクが高く、調べてみると[危険レベル2〜4(レベルでは4は待避勧告)が発出されているため極めて厳重な警戒心が必要、大都市(カラチ、イスラマバード等)では強盗や銃器を用いた犯罪が多発し、、、]とありました。

グルも危険な霊廟に行く時はブラウスの中に短銃を忍ばせます(結局は見つかって取られてしまうのですが)。

カラチで北緯24.9度沖縄県で最も南のところとおなじ。暑そうです。

物語は、調査しようと博物館に運び込んだミイラの正体と3年前にいなくなった姪のマフナズが絡みあって、ワクワクしながら読み耽りました。 

最近テレビで東京大空襲の時を扱ったドラマを観ましたが、あの混乱期のもっとひどい状態であるのがカラチの現状であるようです。

日本は世界中で最も安全な国と改めて思いましたが、パキスタンのお隣はイラン、イラン情勢が気になります。ノーテンキではいられませんね。   

2026年3月26日 (木)

暗黒の瞬間 エリーザホーヘェン箸

もう一冊の本も読み終えました。重い内容でとても疲れました。

暗黒の瞬間 エリーザホーヘェン箸 浅井晶子訳 東京創元社

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30年以上のキャリアに幕を引くことを決意した、ベルリンの刑事弁護士エーファ。凄腕で知られる彼女は、多くの忘れがたい事件を手がけてきた。
11人が被告人となった裁判で1人だけ無実の者がおり、全員がそれは自分と主張している。1人を救うため10人を無罪とすべきか。厄介だがよく議論される類の事件だと思われたが、、、、。
ひとつの証言、発見、弁護活動でその姿が一変する平凡な裁判、そして異常な裁判ーーー。

いくつかの事件が語られます。
絵を盗んだ少年を射殺した老人。 少年はナイフを持っていた。
恋人を奪われた女子大生に奪った女性の子供を預蹴られたのだが、その子が塩入りプディングをたべるのをとめなかった、という事件。エーファは統計なども駆使して、彼女の無罪を勝ち取ったのですが、女子大生は少女を死なせた、という罪の意識から逃れることは出来ず、廃人同様になってしまいます。むしろ有罪になって、何年か服役したほうが精神的には楽だったのっはないか?

えっ?と驚き、ああ、と嘆息する、そういう作品が続きます。いずれも重たい内容の話で読み終えてぐったり、疲れました。

すごい本を読んでしまった!という感じです。

 

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