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音楽

2015年5月 1日 (金)

伊藤恵リサイタル と ヴァチカン教皇庁図書館展

昨日(29日)は ピアノコンサートと 展覧会に出かけました。

10日ほど前に 伊藤恵さんのコンサートの記事が でていたので、 直ぐネットで調べて何とか、 この席ならというのをみつけて即予約 しました。

そうして その前から気になっていた、 凸版ビルにある印刷博物館の展覧会、 ここは行きにくい場所なのでためらっていたのですが、四ツ谷まで行くのだから、飯田橋に足をのばさないてはないと、ダブルスケジュールを組みました。

伊藤恵さん 有賀先生のお弟子さんとしてお名前は以前から知っていたのですが、多分聴いたことはないような、、。8年連続の 春を運ぶコンサート 最終回、ということで記事になっていたのだったと思います。

ところでプログラムはシューベルト最後の三つのソナタ。
全曲ベートーヴェン とか ショパン とかはよくありますがシューベルトだけのプログラムはこれまで経験したことがありません。三曲とも40分くらいかかる長大な曲なのです。ちょっと気持ちがくじけそうになりました。

印刷博物館に先に行くべきか、でも図録を買って重い本をぶらさげていくのも、、。

朝ぐずぐずしていたので選択の余地なく 先に 四ツ谷 です。

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上智大学の横 ソフィア通りというらしいのでしが、もう葉桜で 代わってツツジが満開でした。

伊藤 恵 ピアノ・リサイタル

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チラシの裏には

8年は長いようで短く、人生も長いようで短い。
この儚さを音楽で伝えてくれたのがシューベルト
淡い夢のように過ぎてゆく時を止めることは誰にもできないけれど、
彼の世界の悲しみ、孤独、諦観と共に、音楽をさすらうと、その果てしない道の先には、
安らぎ、優しさ、温かい愛に包まれた永遠の時が待っている。

真っ白なドレスで舞台に

19番、20番 を弾いたあとで休憩
きれいな曲、 どちらも 二楽章が単調でやるせない感じのすてきなメロディです。
弾き始めて直ぐ 音がきれい、と思いました。 しっかりしているけれど固くはないのです。 柔らかくて、くせのないきれいな演奏だと思いました。
この方のもつ音、なのだと思いますが、ホールもいいと思いました。
シューボックス型で私の席は後方右手、大きなホールではない(800席)ので 音はバランスよく聞こえます。 ピアノはこのくらいのホールが丁度いい。

19,20,21番のソナタは シューベルトが亡くなる直前(たった31歳で亡くなったのです)の2か月に書いた作品なのです。
これほどの長大な曲を死の直前によくかけたものと、感心してしまいます。 聴く方は 音楽に身を委ねてゐればいいのですが、 演奏者は 大変、終わってヨロヨロという感じで立ちあがっていらっしゃいました。 それでも 休憩に入る前に マイクをもって
「やっと二つの山を登りました。」とおっしゃっていらっしゃいました。
ところで 演奏者の横に譜めくり者用の椅子がおいてあったのです。 長い曲なので、楽譜を見乍ら演奏されるのかしら、とおもっていましたが、楽譜なしでした。

このことについては 後で 「この椅子はたんにまちがえておいてあっただけで、休憩の時に引っこめましょうか、と言われたのですが、誰か座っているかもしれないからそのままにしましょう」 ということになったそうで、後半も置かれたままでした。

一体 誰が座っていたのでしょう。想像がむくらみます。 いいです、こういうの。

お話ようもやさしく上品で とても感じのよい方でした。
前半2曲で 80分かかっています!!20分休憩の後

21番
前の2曲もよかったのですが、これがもうとても素晴らしかったのです。(あくまでも素人の感想です、以下も)
別に一曲目から固くなっているとはおもいませんでしたが、この時はもうすう-っと音楽にはいりこんでいる感じで のっている、というより 一体になっている感じで聴く方も 音楽にとけこむことができました。まさに
淡い夢のように過ぎてゆく時を止めることは誰にもできないけれど、
彼の世界の悲しみ、孤独、諦観と共に、音楽をさすらうと、その果てしない道の先には、
安らぎ、優しさ、温かい愛に包まれた永遠の時が待っている。

まさにこの世界です。
帰ってからも頭の中でこの曲がきこえていました。

演奏が終わったのが 4時25分頃、 そこで また マイクをもってのご挨拶。 春を運ぶコンサートをつづけてこられて8年、その前も8年なさったそうで、無事やり終えた感慨が 演奏者にもあったのだとおもいますが、聴衆にも感謝のご挨拶でした。

印刷博物館に行きたいので、急いで外に出ました。

調べた結果、 飯田橋寄り江戸川橋に出た方が近そうなので、地下鉄の麹町駅に向かいました。

印刷博物館  到着 5時5分。6時までです。

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高齢者はありがたいことに入場無料です(一般は 800円)。

地下におりて 入場すると、まず プロローグゾーン 
前印刷(岩や骨などに記録された情報) ラスコーの壁画 死者の書、 岩絵など
印刷との出会い(印刷の黎明期)マンダラや護符など

こういう展示も面白くてじっくり見いのですが、ともかく時間がありません。 またの機会(次はいつになるかわかりませんが)ということにして。

おめあての 

ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ の会場へ

この博物館ができて間もない頃にもヴァチカン図書館展があり、それにも来ています。
(雨の日に飯田橋から延々歩いて、それも 高速道路の向こうに渡りそこねて 大分行きすぎてからやっと橋をわたったことを思い出します)

チラシ 文字は金でとてもピカピカきれいなのですが、、。

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前回はきれいな 彩色写本が多かったような気がします。 今回は 少しジミです。 そうして 解説を読んでいきますと、活字の説明や印刷業者への言及などがあり、ああ、これは 古書の展示会ではなく 印刷について語ろうとしているのだな、 と気がつきました。 チラシの裏

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この左のイタリア語の聖書ですが、版木の使い回しで1511年に出た聖書にも挿絵が流用されていることを二冊並べて展示して示していました。

他にも面白かったのは、 ダンテの『神曲』の 挿絵を サンドロ・ボッティチェリが描いたのだが それを銅版画(これは別の人の仕事)にするのに間に合わなかったらしく、 挿絵の部分が白いままのところがあったり、 また 異なった場面に同じ絵が使われている、というものの展示もありました。

以下もチラシ裏の写真

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右上 島原もしくは 天草で 印刷されたものが ヴァチカンに保管されていたのです(日本には弾圧で殆ど残っていない)

キリシタン関係では 教皇パウロ5世からの励ましの手紙に対する奉答書(1621年)、というのもありました。

他に興味深かったのは ダンス・マカブルの挿絵 とか コスモグラフィアという天文・地理学の本に付録として 測量器具がつけられているもの。 まるで こどもの科学!

そうこうしているうちに 閉館五分前のアナウンス。 ナントカ ざっとみおわることができて、 ショップへ。 

内容が地味なので 図録を買うかどうか迷った(3200円、 ちょっと高い!!)のですが 後で案外解説が役に立つことがあるので(それに入場料がタダでしたから、お礼の意味でも)買いました。

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斜めにして撮ったのは作りが面白いからです。一見、箱入りかとおもったのですが、そうではなくて 上下(表・裏)に固い表紙がついていて背の部分は見返しと同じ紙を渡してあるのです。このためとても開きやすくなっています。

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博物館のある トッパンビル
6時過ぎでも明るい。(実は到着したときの写真も帰りに撮ったのです)

疲れた足に飯田橋の駅までが遠かったです。 最後の駅前の陸橋が高いこと。 ふつうの倍あります。 家にたどり着いたのは8時少し前。  

今日は 前回の図録もとりだして、前にblogに書いた 原田英代さんの シューベルト21番のCDを聴きながら ぼーっと過ごしました。

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前回2002年のヴァチカン図書館展は 写本から印刷へ で 写本の部分が多く、図録監修、執筆が 辻佐保子さん。 

改めてこの図録買っておいてよかった、 と しばし 楽しみました。

カルチャーでお話を何回か聴いた 安發先生 益田先生も執筆されていて、写本の絵についての美術史的説明があるのがいいです。今回の展示作品と同じものもいくつか載っていました。(全く記憶になくて、初めてみた、と思い込んでいた) 


 

 

2015年3月15日 (日)

小管 優ピアノリサイタル

昨日は 小菅優ピアノリサイタルに行ってきました。
 時々 新聞に横須賀芸術劇場のチラシが はいるのですが このhallには まだいったことがありません。 先日 このコンサートの広告をみつけました。
小菅優さんって話題にのぼったことがある演奏家ですが まだきいたことがありません。

15031503                       プログラムより

横須賀は東京よりずっと行きやすいので 行ってみた、というわけです。
プログラムは ショパンと ベートーヴェン。おなじみの曲が並んでいます。 ベートーヴェンは 特に 私の好きな 109、110番です。 これは 聴きたい。 でもひとつ 日本人の作曲家、当然 現代曲、もはいっていますが、まあ、一曲ならいいか、というわけでともかくticket購入。アクセスは? 京急汐入駅すぐ (でも迷いましたけれど)

横須賀芸術劇場 http://www.yokosuka-arts.or.jp/

新しくてとても立派なホールでした。客席数2000。国内最大のオペラハウス仕様だそうです。

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三浦半島にはいったところにこれほどのホールがあったなんてびっくりです。ホワイエというのですね、会場手前のロビー。ここもゆったりで、ソファがいくつもおいてあり、はやめに着いたのでここで本を読みながら開演を待ちました。

15031501チラシはなかったので ウェブから拾いました。

プログラム

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まずベートーヴェンの109番
最初の数小節を聴いただけでもう、「来てよかった」 と思いました。ピアノから始まってクレッシェンドしていく、静かに盛り上がっていくところが絶妙。甘い調べにうっとり、素敵でした。

ところで休憩の時、声をかけられました。Yさんでした。 お近くだから、もしかしたらとは思っていましたが、、。 彼女はよくこのホールにいらっしゃるようです。

休憩のあとが カラヴィンカ これがもうものすごくよかったのです。
全く予備知識なし、 現代音楽によくあるように、硬質な音の響きーガラスとスティールでできた建物のようなー。何となく不安定な感じ、不安感、心が騒ぐ、でもひきこまれていき、水の流れ?詩情も感じられる。すっかり魅了されました。怒涛のような激しさもあれば 花火でもみるような色彩、華やぎもある。
これを聴いただけでも来た甲斐があったとおもいました。帰りにY氏(ご夫妻でいらしていた)にカラヴィンカは迦陵頻伽といって鳥の名前だと教えられました。 え? 鳥?
帰ってプログラム解説をみてみると
カラヴィンガとは人の顔を持つ鳥で、仏教の阿弥陀経では極楽に住み、美しい声で仏陀の言葉を歌って人々を救済する。 作曲者自身の記しているところによると、極楽のイメージは京都の東寺に伝わる「胎蔵界マンダラ」から得たもので、様々な色彩の光や 霊妙で官能的な香気に溢れた胎内のような宇宙に、大日如来を中心とするやわらかでつややかな御体の仏たちが集まり、そこで カラヴィンガが苦の現世に生きるわれわれに歌いかけるという。

とありました。 極楽に住む鳥?
尚この曲は 2006年8月ザルツブルグで 小菅優さんに献呈初演されたそうです。彼女のための曲、ということなのでしょう。この時日本人としては二人目のザルツブルグ・リサイタル・デヴューだったそうです。

You Tube で ウイグモアホールでのこの演奏をみつけました。
鳥、と思って聞いてみるとやはり、 鳥!!このほうが さらに硬質 最初は 鉄琴のような音でした。

ついでに書いておくと、写真のないのが残念なのですが、この日のドレス、これにあわせたのでしょうか。 一見キモノ風 黒い しゃのようなドレスに 前面(後ろも?)パネル風に(そして 一方の肩にも) 被さっているのが黒地に大きく白いたての波(?)や白丸が浮き出し ところどころ 端などに朱色(赤?)がさしてある、留袖を思わせうようなドレス。 ひらひらしているので鳥もイメージされているのかもしれません。斬新なデザインでした。  

ウイグモアホールでの演奏とてもいいとはと思いましたが、 横須賀のほうが迫力がありました。

そうして思ったのですが これはこのホールの音響のせいではないでしょうか。 私の席はかなり間際に買ったにもかかわらず(入りは 半分くらいでしょうか。でも場所を考えるとよく入るったもの、という気がします)いい席 (一階前列最後部右側だが中央より) だとは思うのですが。 
実はノクターンの音がクリア、というより 幅のある音、それにバラードの後の方の激しいフォルティッシモのところなど音が重なり過ぎて、一つ一つの音が聞き取りにくいほどだったのです。(迫力がありテクニックもすごいせいか、途中で間違えて拍手した人も)ぺダリングのせいであるはずはないので、これは このホールの残響が良すぎるせいではないか、と思いました。
それがカラヴィンカでは幸いして(私にとっては)怒涛のような激しさ、迫力があっていい、と思われたのかもしれません。 you tube ではフォルテになってもそれぞれの音は独立してきこえ ワーンという感じはなかったのです(録音はそういう音は取るのでしょうか) 

お断りしておきますが、 私は音楽は勿論、音響の専門家でもないので、全くの個人的感想で こうお感じにならなかった方も多いのではないかと思います。ホールをとやかく言うつもりはありません。それどころか近いので今後は多いに利用させていただくつもりです。

というわけで カラヴィンカに圧倒されてしまって、本当は大好きで一番のお目当てだった ベートーヴェンの110番  これが色褪せてきこえたのです。 最初の方、静かに ピアノで演奏していくのです。カラヴィンカの 後半 ゴージャス(オーヴァーかな?)といってもいい響きのあとでは、、、、。物足りなく感じてしまったのです。途中からこの演奏もなかなか、 とおもいなおして しっかり聴きましたが、、。 順番が逆だとよかったのに。 残念です。
アンコールは 一曲 ショパンのnocturne、op25-1 エオリアンハープ 

きれいな曲を聴いて本日はおしまい。

満足でした。 またこのピアニストの演奏を聴いてみたいと思いました。

 

2014年12月 2日 (火)

小山実稚恵コンサート  原田英代さんのCD

土曜日(11月29日)久しぶりで ピアノを聴きに出かけました。 
小山実稚恵さんが 年二回オーチャードホールで 連続リサイタルをなさっていることは、文化村に映画を観に行ったとき チラシをみかけて知っていました。その時はスクリャービンが入っていたので聴きたかったのですが、旅行と重なりそうであきらめました。年二回、というのは は6月と11月頃、で旅行シーズン、ツアー頼みで旅行をしているものにとっては、半年も前にチケットをとることはためらわれるのです。

今回は一ヶ月半ほど前に思いついて、検索してみましたら、S席売り切れでA席はここなら、と思われる場所があいていたので、即 購入。(おかげで安かったのです。 3500円!!)15時開演というのも 冬は特にたすかります。

時折 雨の降るあいにくのお天気でしたが、思ったほど寒くありません。
厄介な渋谷駅、東横線のホームから文化村は遠いのですが、案内板を見乍ら歩いていると、文化村へは 3a 出口とありました。109のところなので スクランブルを渡る必要はありません。

ところで、着いてかてらよくよく考えてみると、オーチャードホールは大分前に出来て名前になじみがあるせいか、来たことがある、と思っていましたが、どうやら、初めてみたいな気がします。

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            チラシがないので 顔写真が のせられないのが 残念

演奏が始まった途端 矢張りここは初めてだ、と直感しました。微妙に音の響きがこれまで行ったホールとは違うのです。専門的なことは分かりませんが、残響とか何かがホールによって違うのだと思います。勿論演奏者による違いも大きいとは思いますが。

小山実稚恵さんのコンサート、もっとお若い頃(色々賞を取られた頃)には行ったことがあるはずですが、もうどのような演奏だったかはおぼえていません。

薄いサーモンピンクのドレスでにこにこ登場、やっぱり感じの良い方です。(かなり以前どなたかのコンサートを聴きにったとき 帰りに同じエレベーターに乗り合わせたことがあります。 金ラメのツインセットを着てらして、にこにこと気取りがなく好感のもてる方でした)

演奏会の始まる前 一瞬水を打ったような静寂が訪れ,そこに第一音が響く、その雰囲気が好きで 会場に足を運んでよかった、と思うときなのですが、今回はそこをあまり感じませんでした(これは先に書いた 音の響き同様 まったくの私の主観です)。思うにこのコンサート、連続で12年間24回という息の長いもので、この日はその18回目。おなじみ客が多くて 息を詰めて待つ、というより 暖かく迎えるという雰囲気なのでしょうか。それにしても 2000人入るホールがほぼ満席、チャイコフスキーコンクール3位、ショパンコンクール4位という実績を持つ方なので当然かもしれませんが、失礼ながらちょっと驚きでした。

プログラム

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私に演奏についてどうのこうの言う資格はないのですが、私の好みからして良かった、と思ったのは、ショパンのバラード、こういう間のとり方で、こういう歌い方で と考えてた通りの弾き方で、とても雰囲気が良かったです。そう思われた方は ほかにもいらしたようで、ここで 初めて(?)ブランボーの声が どこからか発せられました。 矢張り 後半の方が盛り上がりがあったように思えました。

この方の音は とくに弱音がきれいでした。ただホールのせいか、響きのある深い音というのでははなかったです。 

少し前にシューベルトの さすらい人幻想曲のCDを買おうとして、パソコンでいくつか試聴したのですが、小山実稚恵さんのは、音がかたい感じがして買いませんでした(これは パソコンによる試聴だからかもしれませんし、私の音に対する好みのせいもあるとおもいますので、鵜呑みになさらないでください、曲のつかみ方、などということについては私にコメントする能力はありませんし) 。でも実際の演奏はそれほどではなかったです。 ただ(曲によるとは思いますが) 深く弦を鳴らすような打鍵方ではなかったです。

ドビュッシーもよかったです。

アンコール演奏がやはり良かったです。(時々、アンコールが一番よかった、ということってありますよね、)

アルベニス パヴァーヌ・カプリッツィオ 
  ころころ オルゴールが鳴っているような曲で とても軽やかで綺麗でした。

グラナドス スペイン舞曲集 第5番「アンダルーサ」 
   スペインらしいエキゾチックな感じの曲、これもよかったです。

リスト 愛の夢 第三番 
   やるせない感じのするロマンチックな曲を優雅に弾かれて、この日の最後にふさわしく いい気分で会場をあとにすることができました。

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夕方5時でも もう真っ暗、東急本店前のクリスマスツリーがきれいでした。

帰って調べてみましたら、オーチャードホールは独奏会より交響曲とか、オペラ、バレエ公演の会場としてよく使われるようで、私のように、殆どピアノソロ、ときにはチェロ、ヴァイオリンも聴くけれど、それらもやはりソロ、という人間にとって足を運ぶ機会のなかったホールだということが分かりました。ピアノ独奏ってやはり小ホールlがいいような気がするのですが、、。

CD販売は新しいものがなく、家にあるものをチェックしていかなかったので買いませんでした この日の演奏曲目で 家にあったのは 『恋は魔術師』というタイトルのこれ↓です。ファリャだけでなく、アルベニス、グラナドスもはいっています。

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このCD かなり昔の物で(お若い)、それにこのノート ぬれたテーブルにおいてくっついたらしくて 白くはがれていて 小山さんに申し訳ないです。 
グラナドスとアルベニスを聴きながら書いています。(アンコールも含めて4曲ともはいっています。これは音も固くなくて私の好みの演奏です。 当日の生とはちょっと感じが違いますが、買っておいて良かった、のCDです)
以上素人の感想ですので的外れのことを書いてしまったかもしれません。ご容赦のほどを。

                      

音楽ついでに、 

10月でしたか、新聞に 原田英代さんの演奏会のことが出ていて、(かすかに名前を聞いたことがある程度で、殆ど知らなかったといっていい方です)、 聴いてみたいと思ったのですが、行けないかわりにCDを買うことにしました。 それで 「さすらい人」 を買ったのです。 

「さすらい人幻想曲」は映える曲のせいか、演奏会ではよくとりあげられるのですが、おかしいことに(ケンプのがあったはず)CDがみつからないのです。それで 買うのなら さすらい人、と決めたわけです。

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外盤ですが、 日本語の簡単な解説もついています。
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このCD 買って良かった!! でした。迫力のある演奏、ドラマチック!! 何度も何度も聴きました。ベルリン在住だそうです。今度はのがさず生で聴きたいと思っています。

 

 

2013年12月13日 (金)

ツィマーマン コンサート

12日は久しぶりにピアノコンサートへ

新聞を見ていたら偶然 みなとみらいホール のツィマーマンコンサートの案内を目にしました。 ふつう コンサートチケットは 半年くらい前に売り出されるので、予定が立てにくくて買う決心がつきにくいのです。ところが二週間くらい前なのに どうやらお席があるようです。曲目も ベートーヴェンの最後の三つのソナタ でとても 好きな曲。早速ネットで調べるとなんと10列目のほぼ中央の席が空いていたのです。即買いました。(会場でわかったのですが、85~90%の入りでした)
お名前ですが以前は ツィマーマン言っていたのに、いつからか日本語で表す時はツィメルマンと書くようになっています。この方が実際の発音通りなのかもしれませんが 私は 変えると違う人みたいな気がしてしまうので ツィマーマンと書きます。

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演奏会を楽しみにしていたのに思わぬ伏兵、なんと前日の夜にものすごい腹痛、殆ど眠れないほどでした。あたった、というわけではないのです。熱もないのでノロでもなさそう。午前中はどうしようかと悶もんとしました。お昼すぎ 勝手にお薬を飲むのはいけない、とは思いつつ痛み止めを飲むと何とか少しおさまってきました。それで矢張り行くことに決定。音楽会の大敵は咳、飴もバッグにしのばせて5時半ごろ暖かくしてでかけました。

バスで桜木町まで、桜木町からの歩きが結構遠いのです。歩いているうちにまたもおなかが痛くなってきて、困ったー。20分もかかってなんとかたどりついてお席に。 座ると痛みはおさまってきました。

いよいよ演奏が始まります。この方の演奏を聞くのは10年ぶりくらいです。 髪の毛はもう真っ白。以前をよく覚えていないけれど、少しお体も丸みを帯びられたかな? 

弾き始まる直前のシーンとしずまりかえったところに第一音が鳴る、この瞬間がやはり会場で聞けて良かった、と思うときです。 
10列目ですからよく見えもします。驚いたのは楽譜をおいて弾いていらっしゃること、別に横に譜めくりの人が座っているわけではなくご自分でめくりながら。ソリストで譜面を見ながら、というのは初めててみました。この方の演奏会は前に二回はいっているのですが、そのときは楽譜なしだったはず。

そこで思い出しました。いつでしたが、超有名ピアニストの演奏会でこの曲を聴いたことがあるのですが、あるところで堂々巡りをしてしまったのです。
私は何だかどうもおかしい、何だか変、としか思わず、その方の演奏を生で聴くのがはじめてだったので、少し期待はずれ、と思っただけなのですが、帰りに娘が 「あの人出口がわからなくなったわね、途中でエイヤッてやったけれど、心臓がどきどきしちゃった」 と言うのです。 娘はピアノが専門なので、曲をよく知っていて分かったのです。その時初めてああいう超一流の方でも堂々巡りして出られなくなることがあるのだと知ったわけです。ご本人もショックだったからなのでしょう、そのあとの演奏(最後は盛り返してよかったのですが)も いまいち、といった感じになってしまったのは。

そういうことがあるので ツィマーマンさんも用心なさっていらっしゃるのかと思いましたが この日は三曲とも楽譜をご自分でめくりながらの演奏でした。

30番31番幻想的、というのでしょうか、とてもロマンチック、特に30番の3楽章が素敵なのです。

休憩のときに 例によってCD販売のところをのぞきます。残念ながら今日の曲目はまだCDにいれてないそうです。

ツィマーマンの演奏しているCDのどれが家にあるかわからず、カバーの写真に見覚えのない ドビュッシーの前奏曲集(二枚組)を買いました。ずっと以前のツィマーマンさんの演奏会でドビュッシーをきいたことがあるのです。

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休憩のあと32番、ここはうって変って激しい曲。 ツィマーマンさんは腰痛で11月のコンサートを12月、1月に振り替えられたそうなのです。大丈夫かした、とちょっとハラハラしてしまいました。2楽章のアリエッタも大好き。演奏評など書く能力も資格はありませんので、とても満足しました、とだけ書いておきます。

サイン会はなさそうです。おなかも心配ですので早く帰ります。寒いとはいっても身を切るほどの寒さでもありません。クリスマス近いせいかどこもライトアップがきれいでした。

動く歩道の上から撮った 日本丸と観覧車

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21時2分のバスに間に合いました。横浜での音楽会はバス一本なので帰りは特にラクで助かります。